人間社会科学研究科 准教授 冨永 美穂子
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暮らしのひとくちめ(野菜Labo)×広島大学の離乳食プロジェクトは今年度で3年目を迎えました。昨年度で離乳食「お守り野菜ペースト」が完成し、様々なメディアにも取り上げていただきました。今年度からは「お守り野菜ペースト」を地域に馴染ませることを目的とし、子育てが楽しみになるような東広島のマップの作成や、効果的な販売・紹介方法の検討、介護職としての使用の検討などを行っていく予定です。
10/1にAi Kids Clubショージ寺家駅前店、10/17にキッズプラザひがしひろしま ゆめもくばで、計26名の0歳児の親御さんにヒアリングを行わせていただきました。親御さんの現在の悩みや、普段お子さんを連れてどのように活動しているのか等を伺うことができました。これらの情報を踏まえ、今後子育てマップの作成に取り組む予定です。
また、10月27~28日で千葉県流山市を訪問しました。流山市は、近年子育て世帯が増えており子育て支援が充実しているため、プロジェクトを進めるうえでの参考になればと思いこの街を選びました。
まず、27日は流山市民祭りを見学に行きました。市民祭りでは子供連れの方が圧倒的に多く、子供の成長を記録できる手形アート、消防車や自衛隊バイクなどの乗車体験エリアなど親子で楽しめる出店がたくさんありました。
授乳室やベビーカー置き場など、子連れにやさしい設備がとても充実していました。
流山での資料収集風景
28日には、おおたかの森センターで開講された「0歳児をもつママのためのセミナー」を見学させていただき、セミナー後に、流山市に住んだ決め手や実際住んでみて感じたことなどをヒアリングさせていただきました。流山市は保育園や認定こども園が充実しているため、どこを利用しようかで悩まれている方が多かったです。東広島の親御さんの中には、保育園に預けるかで悩まれている方がいらっしゃったので、そこの違いが印象的でした。
東広島でのヒアリングと今回のヒアリングを通して、授乳室や子供用トイレのある施設を重要視されている方が多く、マップ制作にあたりこれらの情報は取り込んでいきたいと思いました。
0歳児をもつママのためのセミナーの様子