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矢野和彦文部科学審議官が本学を視察しました

 2025年4月16日、矢野和彦文部科学審議官が本学東広島キャンパスを訪問しました。

 はじめに、矢野審議官は「半導体産業技術研究所」を訪問し、スーパークリーンルームや、電波を吸収する特殊構造をもつ電波暗室、600℃という高温環境でも半導体デバイスの電気特性を測定できる装置などを視察しました。その後、黒木伸一郎 副研究所長から、本学が取り組むJ-PEAKS事業や高度情報専門人材育成プログラムなどについて紹介を行ったほか、日米の大学が連携し次世代の半導体人材を育成する国際共同プログラム「UPWARDS for the future」、「せとうち半導体コンソーシアム」など国内外における産官学での多角的な取り組みについても説明を行いました。

 続いて、矢野審議官は「放射光科学研究所(HiSOR)」を訪問。島田賢也 所長から、同研究所が共同利用・共同研究拠点「放射光物質物理学研究拠点」に認定され、大学の枠を超えた共同利用・共同研究を行える体制を整えていること、世界的にも希少な「紫外線・真空紫外線領域」の放射光をもちいた最先端計測システムを独自に開発し、海外からの利用者が27%を占めていることについて説明。さらに島田所長は、半導体産業技術研究所やWPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)拠点「持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点」といった他の学内研究拠点との連携により、分野横断的な研究が可能となっていることにも言及しました。また、医学分野においても、PSI GMP教育研究センター原爆放射線医科学研究所と連携し、放射光による「見える化」技術を創薬や再生医療などに応用し、社会実装を加速化させていることなどに触れ、「総合研究大学」としての広島大学の強みを強調しました。

 その後、審議官は本部棟にて越智学長、土屋学長参与と懇談を行い、本学における教育・研究の取り組みについて意見交換を行いました。

 なお、矢野審議官には、国立大学法人支援課の藤田支援第四係長が同行しました。

中継でのクリーンルーム視察の様子

電波暗室の視察の様子

放射光施設の仕組みについて説明

越智学長との懇談にて 
 

【お問い合わせ先】

広島大学 総務グループ

E-mail: soumu*office.hiroshima-u.ac.jp
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