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被爆80年記念事業 「平和チャリティコンサート」を開催しました

 2025年8月5日、被爆80年記念事業 「平和チャリティコンサート」を東広島キャンパスサタケメモリアルホールで開催しました。一般の方々や本学の学生・教職員、8月6日に行われる平和学長会議メンバーなど合わせて約500人が来場し、「祈り」「希望」「無償の愛」をテーマとする音楽を通して、来場者それぞれが平和の大切さを分かち合い心温まるひとときとなりました。

 主催者を代表して越智光夫学長は、ご賛同くださった皆さまへの感謝の意を述べるとともに、原爆投下の翌日、前身校の南方特別留学生らが焼失を免れた楽器を手に取り、互いに励まし合いながら演奏したこと、また終戦の翌年には、広島の学生たちが市内各地で音楽会を開いたというエピソードを紹介しました。そして、「音楽には魂を揺さぶり、慰め、人を前向きにさせる力があります。80年の時を超えて開催される本日のコンサートが、平和の大切さや尊さを感じるひとときとなればと願っています」と挨拶しました。

 第1部では、本学の音楽教育学プログラムの教員・学生・卒業生による合唱・室内楽演奏により、音楽の力で平和への願いを届けました。第2部では、世界的なオペラ歌手で本学客員教授の中丸三千繪氏と国際的に活躍するピアニストの安達朋博氏とのステージで、愛と祈りに満ちた歌声が会場内に響き渡りました。

 今回の収益金は、海外の若者たちが広島の地で被爆の実相に触れ、母国に帰って伝えることで、広島大学の理念である「平和を希求する精神」の種が世界中にまかれ大きく育つことを願い、広島市が8月6日に主催する「広島平和記念式典」に、世界の次世代リーダーを招へいする事業に充てさせていただきます。

学長挨拶

第1部の様子

客席での歌唱に湧き立つ会場

鳴りやまぬ拍手に包まれる客席

【この記事に関するお問い合わせ先】

広島大学 平和チャリティコンサート実行委員会事務局

E-mail: kyoiku*hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください。)


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