学術・社会連携室学術・社会連携支援部研究推進グループ
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2025年9月30日、JST「グローバル卓越人材招へい研究大学強化事業」(EXPERT-J)に本学が提案した「次代を担う国際若手研究者と共創する「新しい平和科学」研究拠点の構築」が採択されました。
本事業ではUniversity of Central Florida(アメリカ)、University of Queensland(オーストラリア)などの研究機関に所属する4人の若手研究者(うち1人は研究チーム)を招へいします。
本事業は、内閣府が公表した"J-RISE Initiative"実現のため、大学ファンドの運用益をもとに実施するもので、日本人を含む優秀な海外若手研究者を世界水準の処遇で国際卓越研究大学に準ずる日本トップレベルの大学に受入れ、日本の研究力強化と海外若手研究者の日本への定着を目指します。同事業に採択されたのは、本学のほか、東京大学、京都大学など計11校です。本事業で本学へ招へいする海外若手研究者1人あたりの支援金額は、下記のとおりです。
<招へいする海外若手研究者への支援金額>
・海外若手研究者(PI相当):3,000万円/年(給与及び研究費)
・海外博士研究員(ポストドクター):1,500万円/年(給与及び研究費)
・海外博士後期課程学生:給与、あるいは研究奨励金、研究費を併せて500万円
審査では、本学の構想が要件を満たし優れており、計画や運営体制等も実施に十分であると認められました。本学では、新たに構築した平和科学の理念に共感し、新しい社会価値創造に挑戦する意欲ある海外若手研究者を受入れ、強みとする研究分野や重点研究拠点において国際拠点形成や産学連携を加速し、国際的教養人の養成につなげます。
招へいする海外若手研究者は、一時的ではなく、持続的に研究力を強化する本学の中核を担う教員としての定着を目指します。また、本学が2019年度から取組む文部科学省「世界で活躍できる研究者戦略育成事業(HIRAKU-Globalプログラム)」で活躍中の中四国地区大学の育成研究者とも切磋琢磨しながら、国際共同研究の要として研究チームを牽引する人材となれるよう支援します。
具体的な支援としては、採用時にテニュア審査合格後のテニュアポストの提示、全学で一元管理する「改革強化ポイント」を充当し、支援終了後も安心して研究に邁進できる環境を提供します。本学は、本事業を通じ、招へいする海外若手研究者が研究に専念できる環境を整え、日本の科学技術・イノベーション創出に貢献していきます。

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