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2026年NERPS国際会議「NERPS 2026 Conference in Tokyo」を開催しました。

広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(英語名:The Network for Education and Research on Peace and Sustainability(NERPS)at Hiroshima University)は、2026年3月4日から7日にかけて、東京の国際連合大学(United Nations University(UNU))と共同で、2026年NERPS国際会議を開催しました。本国際会議は、学生、研究者、実務家が一堂に会し、平和で持続可能な未来に向けたトランスディシプリナリー研究および協働のためのパートナーシップの構築を目的として、NERPSが2022年より毎年開催している国際学術会議の第5回目に当たるものです。
3月4日の開会式では、まず国際連合大学のTshilidzi Marwala学長から歓迎の挨拶がありました。続いて、議長を務めた金子慎治 広島大学理事・副学長(グローバル化担当)から、本国際会議の趣旨および重要性について説明があり、本会議で発表された論文が2024年8月にNERPSがElsevierと協力して創刊した国際学術誌「Peace and Sustainability」に掲載されることへの期待が示されたほか、平和と持続可能性に関する国際学術会議の開催や国際通用性の高い平和と持続可能性に関する研究拠点の設立や国際学術誌「Peace and Sustainability」の発行が、平和をポストSDGsの国連の開発目標の主流に位置付けることを目的とする政策対話においてNERPSが主導的な役割を果たすことにつながるよう期待していることが表明されました。
 

続いて、基調講演では、ストックホルム環境研究所のMåns Nilsson所長が「Navigating Sustainability in Turbulent Times - Security and the Green Agenda」と題して講演を行い、また、Reach Alternatives(REALs)の瀬谷ルミ子理事長が「Redesigning Peacebuilding: Overcoming the "Digital Trap" through the Lens of "Do No Harm"」と題して講演を行いました。
本国際会議には、世界37か国・地域(注1)の152の大学・研究機関から、これまでで最も多かった2024年NERPS国際会議(広島大学にて開催)の参加者数196人を大幅に上回る322人の研究者、実務家、学生が参加しました。また、コロンビア大学(米国)と児童の教育分野で活動しているNGOであるUwezo Uganda(ウガンダ)から得られた協賛金に広島大学からの資金を加えて、開発途上国から参加した学生20人に奨学金が支給されました。
3月4日午後から3月6日午後にかけて、多岐にわたる研究発表、専門家によるラウンドテーブル・ディスカッション、革新的ワークショップが実施され、合計63の分科会が開催されました。口頭発表は242件に上ったほか、今次会議で初めて22件のポスター発表が行われました。また、15の大学・機関(注2)がパートナー機関としてセッションの企画・運営に携わるなど、本国際会議の成功に大きく貢献しました。
広島大学からは、IDEC国際連携機構のシマンガン・ダリア准教授が、本国際会議の副議長兼分科会議長として参加しました。また、大学院人間社会科学研究科の片柳真理教授、ジョン・リー・カンデラリア助教、オースティン・M・ミッチェル助教、IDEC国際連携機構の近藤雅征 准教授、レイモンド・アンダヤ特任准教授、グラム・ダストギール・カーン助教が、分科会の議長および発表者として参加しました。さらに、53人の学生が発表者として参加しました。
 

3月7日に開催された閉会式では、シマンガン・ダリア准教授が、本国際会議で発表された優れた論文および口頭発表に対する表彰式を行いました。最優秀論文賞は、Non-Student部門では、Sao Paulo State University(ブラジル)のJulia Mori Aparecidoさん、University of Toronto(カナダ)のRicardo Medinaさん、IULM University(イタリア)およびUC Louvain(ベルギー)のBarbara Monticelliさんが受賞し、Student部門では、広島大学のNadia Hussainさん、金沢大学のBalinskaia Aleksandraさん、University of Bonn(ドイツ)のEndriana Prasetyawatiさんが受賞しました。
また、最優秀発表賞は、Non-Student部門では、国際基督教大学のAlma Jefticさん、京都大学のKumar Tusharkantiさん、University of  Dhaka(バングラデシュ)のMuhammad Badrul Hasanさんが受賞し、Student部門では、立命館アジア太平洋大学のDo Nguyen Thanh Nhanさん、Universiti Malaysia Sabah(マレーシア)のNorsheranesah Binti Abdul Mutalibさん、Asian Institute of Technology(タイ)のRenz Prudenciadoさんが受賞しました。

最後に、国際連合大学のTshilidzi Marwala学長・国連事務次長が、締めくくりの挨拶として、本国際会議を契機とするパートナーシップをさらに発展させ、研究や学術協力に活かしていくとともに、具体的な行動を促進する政策につなげていくよう参加者に促しました。続いて、議長を務めた金子慎治 広島大学理事・副学長(グローバル担当)が、本国際会議の成果について総括し、特筆すべき出来事として、タイのInternational Community Schoolの模擬国連クラブの高校生が今次会議に参加したことに言及するとともに、第6回目となる2027年NERPS国際会議が、2027年3月17日から20日にかけてインドネシア・ジャカルタにおいてNational Research and Innovation Agency (BRIN) と共同で開催されることを発表しました。その後、BRINのArif Satria長官がビデオメッセージの中で、次回のNERPS国際会議を共催できることを光栄に思っているとして、参加者に向けて歓迎の言葉を述べて、本国際会議は閉幕しました。

NERPSは、今後もこのような国際的な学術交流の場を提供し、平和で持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続していきます。

(注1)
東アジア:日本、中国、台湾
東南アジア:ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
南アジア:バングラデシュ、インド
大洋州:オーストラリア、フィジー、ニュージーランド
欧州:オーストリア、フィンランド、ドイツ、イタリア、オランダ、ルーマニア、ロシア、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国
北米:カナダ、米国
南米:メキシコ、ベネズエラ
サハラ以南アフリカ:ガーナ、ケニア、モザンビーク、ナイジェリア,南アフリカ,ウガンダ

(注2)
日本の大学・機関:九州大学都市研究センター、東北大学政策デザイン研究センター、慶応義塾大学日印研究・ラボ
海外の大学・機関:コロンビア大学(米国)、ダバオ・デル・ノルテ州立大学(フィリピン)、アジア工科大学院(タイ)、テイパー人文・自然科学大学(インド)、社会変革センター(ネパール)、クイーンズランド大学(オーストラリア)、ペルージャ外国人大学(イタリア)、地球システムガバナンス(オランダ)、ストックホルム環境研究所(スウェーデン)、レイクヘッド大学(カナダ)、プエブラ自治大学(メキシコ)
出版社:エルゼビア

 

【お問い合わせ先】
NERPSロゴ

広島大学FESDGsネットワーク拠点(NERPS)

https://nerps.hiroshima-u.ac.jp/

 

E-mail: nerpshiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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