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平成29年7月10日、広島大学は、異文化交流会を開催。今回の異文化交流会は、様々な文化をもつ留学生・教職員の皆さんが飲食を共にして交流できるよう、ラマダンが明けた時期に開催し、イスラム教徒の留学生、外国人研究者のほか、日本人学生、留学生、教職員など、昨年を上回る400人以上が参加しました。
本学と包括協定を締結しているオタフクソース株式会社の協力により、同社が開発し、ハラル認証(イスラム教徒が禁じているものを含まない食品等に与えられるもの)を取得した「ハラルお好みソース」を提供いただきました。
また、株式会社やまだ屋の協力により、ハラル認証を取得済みの「もみじ饅頭」や「杓字せんべい」を提供いただくとともに、本イベントの趣旨に賛同いただいた中国産業株式会社の協力により、飲料水などを提供いただきました。
会場となった大学会館には、一般財団法人「お好み焼アカデミー」の協力により、本格的な鉄板などの機材を設置。プロの調理人が、ハラルやベジタリアンに対応した、焼き立てのお好み焼きを振る舞いました。
越智光夫学長は「本学の構成員には、文化、信条、生活習慣などが異なる様々な背景を持つ留学生・教職員がいます。材料が原因で、食べる機会がなかった皆さん。この機会に、広島名物『お好み焼き』と『もみじ饅頭』、また『杓子せんべい』を楽しんでください」と挨拶。テーブルをまわり、参加者たちと歓談し、交流を深めました。
家族で参加したイスラム教徒の学生は、「日本でハラルフードを手に入れることは難しいので、このようなイベントはとてもありがたい」とコメントしました。
食に関する多様な背景を持つ学生等が、広島の味を楽しみながら、異文化交流や異文化理解をより一層深める機会となりました。

広島大学国際交流グループ