浦邉幸夫教授(大学院保健学研究科)は、株式会社コーポレーションパールスターとの産学官連携研究により「外反母趾対策靴下」を完成させ、11月6日(金)記者会見を行いました。
一般的な外反母趾は、女性が男性に比べ約10倍高く発生します。外反母趾の状態がひどくなる(外反母趾角の増加)と、母趾外転筋の萎縮も大きくなり、疼痛、バランス能力の低下、歩行障害などをきたします。長時間靴を履くなど、ライフスタイルの急速な欧米化により、外反母趾の患者数も急増しており、予防対策の装具や靴選びが注目されています。
今回、浦邉教授らが開発した靴下型の矯正用具「外反母趾対策靴下」の特徴は、第1中足骨骨幹部近位で内側に向けて内縫したパッドにより母趾外転筋を押圧するとともに、母趾と他趾を2分割する袋構造、伸び率の差異で足趾を伸展させる「タック編み」と「あぜ編み」の構造を加えていることです。
研究の結果では、この外反母趾対策靴下を継続的に使用することで、外反母趾角が減少することが確認でき、また10メートル歩行時間においても改善がみられました。日常用品である靴下によって、母趾外転筋の活動を促通でき、外反母趾角の減少や歩行能力を改善できる可能性を示しました。
《販売先》
・財団法人緑風会売店(広島大学病院入院棟2階)
・東急ハンズ広島店 他
*緑風会売店では,[サイズ:22~23,23~24,24~25cm]
[色:グレー][料金:3,150円(税込み)]にて販売しています。
【お問い合わせ先】
広島大学社会連携・情報政策室広報グループ
電話:082-424-6017
E-mail:koho@office.hiroshima-u.ac.jp
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記者会見をする浦邉教授(右)と新宅専務取締役(左)
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