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2025年10月23日、広島大学附属幼稚園(東広島園舎)の年長園児22人が、理学部・大学院統合生命科学研究科の学生5人と一緒に、技術センターの職員の指導のもと、広島大学生態実験園の田んぼで稲刈りを体験しました。
春の田植えとともに、附属幼稚園(東広島園舎)の教育活動の一環として毎年、年長の園児たちによって行われている稲刈り体験は、1995年から続いており、今年で30回目を迎えました。この体験は、園児たちが日ごろ食べているお米について、さまざまな知識を得るとともに、水田の周りの小川での川遊びや草花遊びなどにより、食物の育つ環境についての知識を深めてもらうのが狙いです。
今年収穫を迎えたのは、園児たちと学生らが5月末に植えた古代米(黒米)と日本米(あきろまん)。稲は暑い日が続いたにもかかわらず順調に育ち、無事に収穫期を迎えました。園児たちは、作業前に生の古代米を籾から実を取り出して味見し、「黒い!」「噛めば噛むほどおいしい!」などと自然のままのお米を味わいました。
塩路恒生技術主任から鎌の安全な使い方や稲の刈り方について丁寧な指導を受けた後、園児たちは4つのグループに分かれて、稲を刈る・運ぶ・束ねるなどの作業に挑戦。雨でぬかるんだ田んぼに足を取られながらも、学生の温かなサポートに支えられ、園児たちは初めての稲刈りに挑戦しました。互いに協力し合い、役割を分担しながら作業を進める姿は、体験を通して成長する様子が感じられました。
また、稲穂を天日干しするために、大きな稲束を何度も運ぶ園児の姿も見られ、たくましさを感じました。
この活動は来年度以降も継続予定で、附属幼稚園(東広島園舎)の園児たちが田植え・稲刈りをした稲から採れた種の一部は、次年度の附属幼稚園(東広島園舎)の園児たちの稲の苗として活用され、残りは、附属幼稚園(東広島園舎)ですり鉢とソフトボールで脱穀し、ペットボトルを使って精米後、みんなで食べる予定です。
学生から園児に向けて挨拶
稲の話を、目を輝かせながら真剣に聞く園児たち
鎌を上手に使いこなしている姿
指導通りに、安全に鎌を友達に渡すことができました
10本程度の稲をまとめて、しっかりと紐で束ねます
みんなで稲運び、レッツゴー!
天日干しをして、おいしくな~れ
1時間半ほどで刈り終わった田んぼ
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