広島大学 産学連携企画グループ
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広島大学が代表機関として提案した「リモートセンシングを核とした海洋文化都市共創拠点」が、科学技術振興機構 (JST) の「共創の場形成支援プログラム (COI-NEXT)」本格型に採択されました (JSTお知らせ 2026/2/20)。
COI-NEXTは、将来の社会像からバックキャストし、産学官民が一体となって研究開発と社会実装を進める大型の拠点形成事業です。今回の昇格審査は、令和6年度に「育成型」として採択された6つのプロジェクトを対象に実施され、本提案を含む2件が本格型に採択されました。中国地域においてCOI-NEXT本格型拠点を有する大学は、広島大学のみとなります。(参考:JST 共創の場形成支援プログラム)
本拠点は、本学における海洋・海事分野の中核拠点に位置づけられ、呉市海域を実証フィールドとして推進されます。瀬戸内海のように海運、養殖、観光など多様な利用が重なり合う海域の特性を踏まえ、海の状況を広域かつ継続的に把握する技術基盤を構築し、安全で持続可能な海域利用と新産業の創出を同時に進めていきます。
地域拠点ビジョン「若者が誇れる、挑戦できる新たな海洋社会空間の創出」の実現に向け、広島大学が強みを持つ衛星SAR、海色解析、水中音響観測など、海の状態を広域・継続的に観測する海洋リモートセンシング技術を核に、研究開発と社会実装を一体的に進めます。具体的には、以下の取組を推進します。
令和8年度から10年間、幹事自治体である呉市をはじめ、20を超える幹事機関・参画機関 (研究機関・企業等) と連携し、「海洋文化都市」の実現に向けた取組を本格的に展開していきます。
広島大学は2026年3月4日、本拠点の採択を受け、JST「共創の場形成支援プログラム (COI-NEXT)」本格型「海洋文化都市共創拠点」に関する記者会見を開催しました。
記者会見には、広島大学の越智光夫学長、新原芳明呉市長、プロジェクトリーダーの作野裕司教授が出席し、本拠点が目指す地域ビジョンと今後の展開について説明しました。
越智学長は、広島大学における海洋文化都市共創拠点形成に向けたこれまでの取組を紹介するとともに、本拠点を広島大学が掲げる「新しい平和科学」の重要課題の一つとして位置付け、呉市との連携のもと取り組んでいく考えを示しました。
続いて作野プロジェクトリーダーから、本拠点の構想と研究開発の内容について説明が行われました。
また、新原市長は、本拠点の採択について「呉市が持つ地域と産業のポテンシャルが高く評価された結果であり、産学官民が連携する共創のフィールドとして呉市が選ばれたことを誇りに思う」と述べました。さらに、大学と自治体が連携し、知識集約型の場として、若者を惹きつける都市の実現に向けて取り組んでいく考えを示しました。
記者からは、瀬戸内海における環境変動や牡蠣養殖への影響などについて質問があり、本拠点では海域環境のセンシング技術の活用を通じて、海洋環境の把握と持続的利用に貢献していく方針が説明されました。
広島大学と呉市は、産学官民の多様な主体と連携しながら、本拠点を通じて研究開発と社会実装を一体的に推進し、瀬戸内海から新しい海洋社会モデルの創出と発信を目指していきます。
記者会見の様子
左から、越智学長、作野教授、新原呉市長
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掲載日 : 2026年03月06日
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