工学部 SCHOOL OF ENGINEERING

第一類 (機械・輸送・材料・エネルギー系)

未来の設計・エネルギー・生産技術の研究開発に向けて

第一類では、機械力学やシステム制御、環境を考慮した輸送機器の開発や海洋開発、材料の加工技術、熱流体を利用したエネルギー変換技術など複数の分野の基礎を体系的に修得できるカリキュラムにより、広い視野を持ち、最先端の設計や生産の研究開発を担える我が国のものづくり産業の基盤を支える技術者の養成を目指します。入学後、1年間の教養教育と専門基礎教育を経て、2年次後期に4つの教育プログラム(機械システム、輸送システム、材料加工、エネルギー変換)のいずれかに配属され各プログラムでさらに専門性の高い教育が受けられます。さらに4年次には各プログラムに属する研究室のいずれかに所属し、最先端の研究に携わることができます。

第二類 (電気電子・システム情報系)

次世代の情報化社会を支える革新的技術を追求

第二類は、電気エネルギー系統制御や情報処理(電気分野)、半導体電子デバイス・光デバイスや集積回路(電子分野)、複合・複雑システムの解析・制御やソフトウェア開発(システム分野)等の専門分野に関する教育・研究を行っています。学生は、全分野に共通する基礎的な知識・学力を身につけるとともに、いずれかの分野における専門的な知識・技術を、関連分野を含めて統合的に習得します。これにより、現代社会を支える電子情報処理、通信、電気エネルギー、システム制御等の技術の発展に貢献し、さらには異分野との融合を含む先端技術開発を通じて、地球環境と調和した快適な人間社会の実現に貢献できる人材を育成します。

第三類 (応用化学・生物工学・化学工学系)

人類の未来を切り拓く、材料・バイオ・環境を学ぶ

第三類は、化学(応用化学)、バイオ(生物学)、プロセス(化学工学)を総合する幅広い専門分野です。新しい機能性物質や材料の開発、動植物・微生物のバイオテクノロジー、化学プロセスの設計と制御をはじめとして、環境保全・浄化や資源・エネルギーの開発などを含む、いわば人類の未来を切り拓く、やりがいのある分野です。これらに関する幅広い基礎知識を養い、高度な専門技術をバランスよく身につけた人物を育成することを教育の目的としています。2年次後期からは、3つの教育プログラム(応用化学、化学工学、生物工学)でさらに専門性の高い教育が受けられます。第三類では、学部学生2~3名に教員1名が研究指導を担当し、密度の高い教育が行われています。また、研究業績は国内外で高く評価され、全国でも屈指の研究設備を有する優れた研究環境があります。さらに高度な教育と研究のために、大学院では、“化学”関係の「工学研究科応用化学専攻」、“プロセス”関係の「工学研究科化学工学専攻」および“バイオ”関係の「先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻」が設置されています。毎年、70%以上の卒業生が大学院へ進学しています。

第四類 (建設・環境系)

持続可能な社会の実現に不可欠な社会基盤施設・建築に携わる技術者を育てる

第四類は、自然環境や社会・経済活動に関する総合的な理解を基に、持続可能な社会の実現に不可欠な社会基盤施設や建築に携わる技術者を養成するための教育・研究を行うことを目的とし、社会基盤環境工学プログラム、建築プログラムを提供しています。社会基盤環境工学プログラムでは、都市を形づくりその活動を支える、道路や空港、鉄道、河川堤防、上下水道などの社会基盤施設の計画・設計・建設・保全に関する技術を学び、都市および国土の社会基盤整備をリードする人材を育成します。建築プログラムでは、人が生活を営む場としての都市や建物を、よりよい形で創造、保全するために必要な、建築構造や建築環境などの工学・技術、建築設計や計画、さらに、芸術や人文・社会科学に至る幅広い分野を学習し、特に製図や実験を通して物作りの基本姿勢を学びます。


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