INU保健・看護プログラム

看護分野では、INUに加盟する6ヶ国で、国による教育制度や実践範囲の違いを学びながら、国際的に取り組むべくテーマでワークショップを展開しています。現在は、「災害看護(Disaster Nursing)」をテーマに、フィールドワーク、レクチャー、ディスカッションを取り入れた1週間のワークショップを開催しています。将来的には、修士号の取得などにつながるようなプログラムに発展させていく計画です。

 

目的

2011年3月、東日本大震災が日本を襲いました。このような危機に際して、 私達、看護のプロフェッショナルは何を考え、どのように行動すればよいのでしょうか。災害は、世界中で数多く発生し、多くの人々が命を失い、また、健康の危機にさらされています。本プログラムでは、地球規模の観点からプロフェッショナルとしての使命と役割と考え、どのように災害を予防し、危機に対処し、人々の健康を守るのかを考えます。

医療、災害看護には国境はありません。国際的なチームを構築するコミュニケーション能力、世界規模で健康を考えることのできる能力、状況を判断しながら科学的に問題解決する能力を養います。そして、地球社会の一員として世界の健康の増進、医療の発展に寄与できる人材を育成することを目標としています。

プログラム

保健・看護ワーキンググループ会議

看護分野 看護ワーキンググループ会議01

2013年夏から本格的な開催を予定している 「災害看護」学生セミナーに向けて、INUに加盟する6大学(マルメ大学、ジェームスマディソン大学、キョンヒ大学、ロヴィラ・イ・ヴィルジリ大学、フリンダース大学、本学)の保健・看護分野が専門の教員が集まり、会議を行っています。このワーキンググループ会議は、2011年度は2012年3月に東京で、また、2012年度は2012年8月に広島で開催されました。看護分野 看護ワーキンググループ会議02この2回の会議以外にも、オンラインでのTV会議も頻繁に行い、学生セミナーの準備を着々と進めています。

 

2017年の報告

第4回の2017年は「医療安全とケアの質」をテーマに8月4日(金)-12日(土)の期間に開催し、INUに加盟する6ヶ国6大学から学生22名と教職員10名(うち海外からの学生10名、教職員8名)が参加しました。

 

2017年INU看護ワークショップ集合写真

過去の開催実績
  日程 テーマ 参加学生数
(うち海外からの学生)
第1回 2013年8月3日-10日 災害看護  20( )
第2回 2014年8月4日-10日 災害看護   ( )
第3回 2015年8月3日-10日 災害看護 27 ( )
第4回 2017年8月4日-12日 医療安全とケアの質 22 (12)

 


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