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[研究成果]質量ゼロの電子を新たに発見~タングステンの表面電子の運動状態を解明~





記者会見の様子

広島大学放射光科学研究センターの宮本幸治助教と大学院理学研究科の木村昭夫准教授は、タングステン表面上に質量ゼロの新しいディラック電子を発見した研究成果を、平成24年2月1日(水)、広島大学東京オフィスで記者発表しました。



古くから電球のフィラメントなど身近な材料として使われているタングステンの表面電子の奇妙な動きに目を付け、本学の放射光科学研究センターの高輝度シンクロトロン放射光と、角度分解光電子分光装置を使いタングステンの表面に重さがゼロの電子を発見しました。これは次世代の大容量超低消費電力デバイスの開発に、大きな広がりと新たな展開を与えるものと期待されます。



本研究は、ミュンスター大学物理学研究所(ドイツ)との共同研究で行われ、研究内容は、米国科学雑誌「フィジカル・レビュー・レターズ(Physical Review Letters)に掲載される予定です。

【お問い合わせ先】

■研究内容に関すること

広島大学放射科学研究センター 助教 宮本幸治

E-mail:kmiyamoto*hiroshima-u.ac.jp



■この記事に関すること

広島大学社会連携・広報・情報室広報グループ

TEL:082-424-6017

E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp



(*は半角@に置き換えてください)


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