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〔研究成果〕広島湾の異常潮位の原因を解明!-16日周期の水温変動が関与-





大勢の報道陣を前に成果を発表する金子教授

広島大学大学院工学研究院の金子新教授らの研究グループが、平成13年9月18日および平成23年9月29日に厳島神社の回廊浸水を引き起こした異常潮位の原因を解明し、平成24年4月10日(火)に記者発表を行いました。

金子教授らの研究グループは、過去2回の異常潮流がいずれも大きな台風が紀伊半島の南を通過した8日後に観測されていることを新たに発見しました。これは台風によって発生した強い北風により広島湾の南側に押し上げられた海面が、広島湾の南に位置する屋代島にぶつかり、広島湾に向けて8日間かけて揺り戻されたためとし、この揺り戻しと大潮の時期が重なった場合に異常潮流が発生することを突き止めました。

記者発表の会場にはたくさんの報道陣が集まり、多くの質問が寄せられました。

本研究の成果は、瀬戸内海全域の異常潮位、環境変動(温暖化)津波予測などへの発展が期待できます。

【お問い合わせ先】

■研究内容に関すること

広島大学大学院工学研究院 教授  金子 新

TEL:082-424-7625



■この記事に関すること

広島大学学術・社会産学連携室広報グループ

TEL:082-424-4518

E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp

(*は半角@に置き換えてください)


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