今回新たに発見、命名したサドガエル
大学院理学研究科附属両生類研究施設の三浦郁夫准教授らの研究グループは、佐渡島の中央部で新種のカエルを発見、サドガエルと命名し、平成24年12月11日(火)、東京オフィスで記者説明会を開催しました。
このカエルは1997年に発見され、広島大学、横浜市繁殖センター、新潟大学が遺伝学、形態学、生殖学および進化学的に共同調査・研究を行ってきました。
ツチガエルから派生した種であり形態的に似ていますが、腹部が黄色く、オスに鳴のうが無いなどの外部形態に違いがあり、ミトコンドリア遺伝子配列に明確な違いが存在すること、ツチガエルとの人工雑種はほぼすべてが雄となり、妊性が著しく低いこと、鳴き声が大きく異なること、などの特徴から、新種と判断しました。
日本において、本州および近隣離島でのカエルの新種発見は22年ぶりです。
本研究成果は、学術雑誌「Zootaxa」の3575号(オンライン版平成24年12月7日)に掲載されました。
記者会見の様子
掲載記事はこちら(Zootaxaのサイトへ)
記者会見時配布資料(PDF:5.69MB)
【お問い合わせ先】
(研究に関すること)
広島大学大学院理学研究科 両生類研究施設 三浦郁夫
TEL: 082-424-7323
E-mail: imiura*hiroshima-u.ac.jp
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(記事に関すること)
広島大学学術・社会産学連携室広報グループ
Tel:082-424-6017
E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp
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