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i-ECBOシンポジウム、盛会のうちに終了しました!



シンポジウム風景

 国際協力研究科(IDEC)は、平成17年度より特別教育プログラム「国際協力学を拓く実践的研究者育成の試み(通称i-ECBO)」の実施を推進してまいりましたが、これまでの活動の総括と今後の展望を探ることを目的として平成19年1月25日(木)にシンポジウムを開催いたしました。



 「流動化する国際社会で活躍できる人材育成にむけて」と銘打たれた本会合では、国際協力分野で活躍する各界の方々をお招きし、「海外インターンシップ」をキーワードとして、基調講演並びにパネルディスカッションが行われました。



 基調講演では、UNICEFのシニアオフィサーである久木田純氏より、国連等で示されている国際協力の遂行に必要なコンピテンシーをご紹介いただくとともに、その獲得へ向けてのキャリアパスやインターンシップの意義について、ご自身や他の日本人職員方々の経験を基に話していただきました。



 「国際協力で必要とされるコンピテンシーを体現するためには、その使命に対する「コミットメント」が必要だ。このようなコミットメントは、長い時間かけて意識的に自分で養っていく必要があるが、偶然に学ぶことも多い。」との主張の中に、長年の経験に裏打ちされた言葉の重みを感じました。



 続いてパネルディスカッションでは、文部科学省やインターン受入機関の方々や事前研修担当の先生にパネラーとして参加いただき、それぞれの立場から考えるコンピテンシーのあり方やその育成への方策について議論していただきました。途中、インターンシップ参加学生2名が活動報告や現在の心境を述べ、それを受けて議論が深められていきましたが、パネラーたちの厳しくも温かく見守るようなコメントの中に、立場は違えども将来の人材を育成していくことへの意気込みを感じることが出来ました。



 当日は、学内外を合わせ60名以上の方々の参加があり、いろいろな方々の熱き思いが迸る活発な議論が行われました。i-ECBOプログラム自身も今後へ向けて様々な助言をいただきましたが、発言者の中の多くの方から、「我々の活動に対しても示唆を得ることが出来た。」とのコメントをいただき、主催者、参加者双方にとって有意義な会合であったのではないかと喜んでおります。





【記事に関する問合せ先】

広島大学大学院国際協力研究科(担当:中村 聡)

[電話]082-424-6957

[メールアドレス]iecbo@hiroshima-u.ac.jp


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