元南方特別留学生アブドゥル・ラザク氏(本学名誉博士)が2013年7月18日にマレーシア・クアラルンプール市内の病院でご逝去されました。享年88歳でした。
ラザク氏は、1944年に当時の国費留学生制度であった南方特別留学生として来日し、1945年4月に広島大学の前身の広島文理科大学に進学しました。しかしながら、同年8月6日に広島市内で被爆され九死に一生を得ましたが、勉学半ばにして帰国せざるを得ませんでした。
本年2月には、ラザク氏の日本語教育への貢献、日本とマレーシアとの友好関係の強化、平和活動への推進等に対する功績に対して広島大学から名誉博士号を授与しました。
ラザク氏のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表しますとともに心からご冥福をお祈り申し上げます。
(参考記事)
ラザク氏への名誉博士号授与(2013年2月)
被ばくした元南方特別留学生への名誉博士号授与について(2012年12月)
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