１０月１５日，東京都大田区の東京流通センターで「広島大学リエゾンフェア２００３in東京」を開催し盛会裡に終了しました。



広島大学が東京でリエゾンフェアを開催するのは初めての企画で，平成１３年，１４年と広島で開催しましたが，県外からも多くの企業の参加があったため，本年度は東京に進出し，首都圏の企業・研究機関との産学官連携拡大に挑戦しました。



展示場では，バイオ・医療，ナノテクノロジー・ＩＴ，環境分野の研究成果の中から実用性の高い３１の技術シーズを公開するともに，プレゼンテーション会場では，知的クラスター創生事業，広島医療ベンチャーコンソーシアム事業，広島大学環境科学ネットワーク事業並びにＣＯＥプログラムから主要プロジェクト５件を紹介いたしました。



なお，本フェアは「広島大学リエゾンフェア」のほか，広島県の「ひろしまベンチャーひろば」や中国経済産業局の「産業クラスターひろば」などの事業と合同し，「広島産学官連携フェア」として併催しました。



開会式は，主催者側を代表して牟田広島大学長と藤田広島県知事の挨拶の後，ご来賓を代表して文部科学省丸山大臣官房審議官及び経済産業省橋本大学連携推進課長から御祝辞を賜りました。



初めての東京における開催であり，参加者人数等において心配されましたが，首都圏内の企業・団体などから５００名を超える参加を受ける盛会となりました。関係者のご協力に感謝しております。午前中のプレゼンテーション会場は熱心な聴講者の来場で満席となりました。それぞれの展示ブースにおいても，専門分野に詳しい方々が次々と来場され，真剣な質問や議論が続きました。また，夕刻の交流会にも百数十名の参加があり，首都圏の方々と個別テーマや産学官連携について自由闊達な議論と歓談が進みました。



この度のリエゾンフェアを契機として，共同研究など広島大学の産学官連携活動がますます進展・拡大して行くことを期待しています。



また，当日は，ＲＣＣ中国放送による取材があり，後日，広島県域において「広島大学リエゾンフェア２００３in東京」の状況が放映される予定です。



【お問い合わせ先】

　広島大学　地域共同研究センター　松井　亨景

　電話０８２４−２１−３６４５

　e-mail：mmatsui@hiroshima-u.ac.jp