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行動生物学サイエンスカフェ「臨機応変にふるまう動物たち」を開催しました



第1部(プレゼンテーション)の様子

第1部(プレゼンテーション)の様子

平成25年12月1日(日)、行動生物学サイエンスカフェ「臨機応変にふるまう動物たち」(主催: 日本学術会議行動生物学分科会 共催: 日本動物行動学会第32回大会、広島大学総合博物館)を東広島キャンパス内マーメイドカフェ ラ・プラスで開催しました。

プログラムは2部構成となっており、1部では総合研究大学院大学教授の長谷川眞理子博士が司会となり、立教大学教授 上田恵介博士、九州大学准教授 粕谷英一博士、中京大学教授 桑村哲生博士、東京大学教授 岡ノ谷一夫博士の4名が順番に、知能の高い鳥の代表であるオウム類の潜在能力、子の生き残りをめぐる昆虫の女王バチの駆け引き、社会状況に応じて性転換するサンゴ礁の魚たち、真社会性のほ乳類ハダカデバネズミの奇妙な暮らしについて、ユーモアを交えた軽快な語り口で、また理解しやすい表現を用いて、サイエンストピックの面白さを参加者に説明しました。

2部では、1部で司会、講演を行った先生方に加え、東京大学副学長 長谷川寿一博士、慶応大学教授 渡辺 茂博士、琉球大学教授 辻 和希博士、北海道大学教授 上田 宏博士を交えた計9名の先生方を囲んでのフリートークを行い、プレゼンテーションの続きや裏話、最新の研究情報など、普段聞くことの出来ない話を聞くことができました。

第2部(フリートーク)の様子

第2部(フリートーク)の様子

当日は、小学生から一般の方まで約40名の参加者が熱心に講演に耳を傾け、質疑応答の時間には、講演者との積極的なコミュニケーションが図られ、「日本の動物行動学、行動生態学を牽引する4名の優しい先生方による研究最前線の話題をまとめて聴くことができる、めったにないチャンス。昆虫、魚、鳥、ほ乳類、それぞれのフィールドワークや実験研究を身近に感じ、そのおもしろさ、興味深さを楽しく知ることができる。」という宣伝文そのものの、魅力あふれる2時間となりました。本サイエンスカフェの開催により、動物の行動や生態への好奇心や関心を一層喚起し、参加者の方々がこれらに関連する研究や学習を将来目指してくれることを期待しています。

【お問い合わせ先】

日本動物行動学会第32回大会実行委員会(サイエンスカフェ実行委員会)

大会実行委員長:坂井陽一

庶務:清水則雄、会計:冨山 毅、委員:越智雄一郎

事務局:広島大学大学院生物圏科学研究科(生物生産学部)水圏資源生物学教室

〒739-8528東広島市鏡山1-4-4

Tel&Fax:082-424-7906

E-mail:ethology2013info*yahoo.co.jp(注:*は半角@に変更して下さい)


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