10月28日に「国際大学ネットワーク」(INU:International Network of Universities)の第4回総会(Fourth Council Meeting)及び国際フォーラムが開催されました。この「国際大学ネットワーク」は1999年に創設され,10カ国から12大学が加盟していて,その主な目的は,通信その他の方法によって開設される授業科目を学生が履修したり,加盟大学の学生及び教職員の交流を促進することにあります。広島大学はINUの理事校の一つになっています。
今回の総会へは理事国であるオーストラリアのラ・トローブ大学をはじめ6カ国9大学から,学長,副学長,国際担当職員など23名の参加があり,これに広島大学の参加者を加えると7カ国10大学で30名以上の参加者ということになりました。
<参加大学>
Flinders University(オーストラリア)
James Madison University(米国)
Universitas Katolik Parahyangan(インドネシア)
La Trobe University(オーストラリア)
University of Leicester(英国)
Malmo University(スウェーデン)
Sichuan University(中国)
Hiroshima University(日本)
今回はこの他に,オブザーバーとして中国から首都師範大学とハルビン医科大学の参加がありました。28日(火)午前中の総会の中でこの2校の正式加盟が承認され,更に加盟校を増やすべく交渉が進められることとなりました。総会ではほかに,学生交流及び教職員交流の促進,会費の値下げ,e-learning の促進などについて討議がなされました。また,次回の総会開催地は,ハルビン医科大学と決まりました。
昼食時間は,賀茂鶴酒造に特別にお願いしてお茶室を利用させて頂きました。由緒あるお道具でお茶をいただき,風雅な建物,庭と渾然一体となった日本文化を参加者全員が満喫しました。
午後は国際フォーラムが行われ,本学の教職員,学生ら約100名が参加しました。オーストラリアのラ・トローブ大学長であるOsborne 会長の基調講演の後,「大学教育における国際戦略への取り組み」について5大学からの報告があり,パネルディスカッションが行われ大変実りの多いものとなりました。
総会前日の27日(月)には,世界文化遺産の厳島神社(宮島)や平和記念公園等への視察を行いました。晴天に恵まれ参加メンバー一同,日本の文化と伝統,広島の歴史や宮島の自然を堪能されたようです。
また,国際フォーラム終了後には広島大学内の学士会館で歓迎パーティーが開催され,本学の部局長,大学院学生,留学生も出席し,大変盛り上がりました。
<写真集>
【お問い合せ先】
広島大学研究協力部国際交流課
電話 0824−24−6045