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【研究成果】デジタルペンを用いた身元確認用デンタルチャートシステムが完成~広島県歯科医師会への贈呈



5年前に発生した東日本大震災では、ご遺体の身元確認のため、歯科医師がご遺体の歯科所見を記録したデンタルチャートを作成し、収集したデータのパソコンへの入力や生前所見との突き合わせ作業に、膨大な時間と労力を要するなどの課題が浮き彫りになりました。

広島大学大学院医歯薬保健学研究院救急集中治療医学、神奈川歯科大学法医歯科学、広島県警察歯科医会、インフォコム株式会社は平成25年から、共同でデジタルペンを用いた身元確認用デンタルチャートシステムの開発に着手し、このほど、デンタルチャート、口腔内写真、レントゲン写真の取り込みから鑑定報告書作成までのパッケージを完成させました。このデジタルペンシステムは、専用のペンと専用紙を用いることで、災害現場等で記載した文字や絵をリアルタイムでデジタル化できます。

本システム一式を、平成28年2月23日に広島県歯科医師会に贈呈しました。

贈呈式の様子
(左から、広島大学大学院医歯薬保健学研究院 志馬 伸朗教授、
広島県歯科医師会 荒川 信介会長)

 

 

 

 

【お問い合わせ先】
広島大学大学院医歯薬保健学研究院
応用生命科学部門 医学分野 救急集中治療医学
Tel:082-257-5456(※平日昼間)
助教 貞森 拓磨(さだもり たくま)
E-mail:sadamori*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください)


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