社会科学研究科角谷快彦准教授の研究がシンガポールの著名な科学雑誌「Asian Scientist」に掲載されました。
インドでは、子供に娘より息子を望む割合が顕著に高くなっています。
角谷准教授らの研究グループは、息子が好まれる理由として、両親が老後の生活に不安を感じて、息子夫婦から介護を受けようと考えているためであるということをデータから明らかにしました。
この成果は、今後の社会経済的課題を扱う医療経済学研究に大きな影響を与えると思われます。
角谷准教授は、「架空の未来の「嫁」ではなく、安定的な介護・年金制度を構築できれば、男女不均衡自体を修正することにもつなげていくことができると思います。」と語っています。
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[論文情報]
Authors: Yoshihiko Kadoya & Mostafa Saidur Rahim Khan
Title: Can concern for the long-term care of older parents explain son preference at birth in India?
Journal: Journal of Women & Aging (2016)
DOI:10.1080/08952841.2015.1138048
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