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「平成の原爆焼」について説明会を開催しました

2017年6月28日(水)、広島大学霞キャンパスの医学資料館において、「平成の原爆焼」について説明会を開催しました。

「平成の原爆焼」は、広島大学原爆瓦発送之会(会長:嘉陽礼文:かようれぶん)が、原爆による犠牲者への慰霊、記憶の継承ならびに被爆者の心のケアを目的として考案した水盤(生け花や盆栽に使う浅い器)です。現在でも被爆の遺品が出土する元安川の砂利を入れ込み、青色の釉薬で仕上げて元安川に沈んでいる遺品を象徴するものと、多くの被爆犠牲者が埋葬された似島の砂利を入れ込み、白色の釉薬で仕上げて土に埋葬されたご遺体を象徴するものとの2種類があります。

今後は、原爆養護ホームの入居者と共同で、年間50~100個を製作していく予定で、7月27日(木)からは、同資料館において展示会を開催します。その後は、平和教育のため希望のあった小学校への寄贈等を予定しています。

嘉陽会長は、「戦争を経験した人がいなくなった後に、戦争が美化されることがあってはならない。平成の原爆焼を後世へ残すことで、その残虐で悲惨な出来事があった歴史を回想してもらい、時代が流れても、戦争への認識が変わらないものであってもらいたい」と語りました。

作成段階の原爆焼と似島・元安川の砂利

花を生けた平成の原爆焼

【お問い合わせ先】

広島大学原爆瓦発送之会会長(担当:嘉陽)

TEL:090-1185-1620


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