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広島原爆養護ホーム「舟入むつみ園」で広島大学原爆瓦発送之会会員が「平成の原爆焼」を製作しました

2017年7月5日(水)、広島原爆養護ホーム「舟入むつみ園」で、入所する被爆者11人と広島大学原爆瓦発送之会会員2人が,原爆ドーム前の元安川や多くの被爆者が埋葬された似島の砂利を使い「平成の原爆焼」を製作しました。

「平成の原爆焼」は、広島大学原爆瓦発送之会(会長:嘉陽礼文:かようれぶん)が、原爆による犠牲者への慰霊、記憶の継承ならびに被爆者の心のケアを目的として考案したものです。

製作された被爆者の方々は「石をみるだけで涙が出てきます」、「多くの人に喜んで見てもらえたら嬉しい」と、各々がそれぞれの想いを陶器に寄せ作製しました。

嘉陽会長は、「原爆で亡くなられた御家族や御友人のことを思い出しながら製作されている姿に胸を打たれました。被爆者の方々の持つ,平和構築への強い思いを感じました。この平成の原爆焼は,未来においても被爆者の方々が込めた慰霊や平和への思いを発信する貴重な物となります」と語りました。

産業奨励館(現・原爆ドーム)の壁面レンガに使われた讃岐煉瓦の刻印を入れ、完成品は7月27日から8月7日まで広島大学資料館で展示し、その後平和教育に役立ててもらうため、希望する小学校などに無償提供する予定です。

それぞれの思いを込めて取り組む

嘉陽会長と被爆者の共同作業

テレビ局の取材に応じる嘉陽会長

元安川や似島の砂利を使って作製

【お問い合わせ先】

広島大学国際交流グループ
嘉陽 礼文

TEL:082-424-4566
FAX:082-424-4545


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