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先端物質科学研究科黒田章夫教授が、内閣府の第15回産学官連携功労者表彰「環境大臣賞」を受賞しました

広島大学大学院先端物質科学研究科 黒田章夫教授が、内閣府の第15回産学官連携功労者表彰「環境大臣賞」を受賞しました。

この表彰は、大学、公的研究機関、企業等における産学官連携活動において大きな成果を収め、また、先導的な取組を行う等、産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績を称えることにより、我が国の産学官連携の更なる進展に寄与することを目的とし、平成15年度より行われているもので、今回が15回目となります。

9月1日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された表彰式において、賞状を授与されました。

賞状を授与される黒田教授(中央)

【受賞事例】
「アスベスト迅速検出装置」の開発に係る産学官連携

【受賞者】
広島大学 大学院先端物質科学研究科 教授 黒田 章夫
シリコンバイオ有限会社 開発部部長(取締役) 関口 潔
オプトサイエンス株式会社 営業部 高橋 達也

【概要】

  • 日本にはアスベストを含む建材が約4,000万トン存在する。今後アスベストが使われた古い建物の解体のピークを迎えるので、飛散アスベストの対策が急がれる。
  • 世界初、バイオ技術を駆使してアスベストを蛍光で検出することに成功した(蛍光法)。従来の電子顕微鏡を用いる方法(数日から1週間)に比べ、格段に時間を短縮することができた(約1時間)。

世界では依然としてアスベストが生産され、発展途上国を中心に使われています。アスベスト簡易検出は今後世界中で貢献できることが期待されます。

【受賞にあたっての黒田教授のコメント】
本年7月に、環境省のアスベスト検査の公定法に組み入れられたこととあわせて大変喜んでおります。アスベストの問題は、目に見えないことと、影響が出るのに時間がかかることから、つい見逃されがちですが、とても危険です。安全安心社会の貢献に向けて努力したいと思います。

【お問い合わせ先】

広島大学 大学院先端物質科学研究科
教授 黒田 章夫
TEL: 082-424-7758
Email: akuroda*hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)


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