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「第2回広島・ホーチミン産学官連携セミナー」を開催しました。

広島大学は、2017年8月18日(金)、ベトナム ホーチミン市内のベトナム国家大学ホーチミン校にて、同大学日本学部との共催で、「第2回広島・ホーチミン産学官連携セミナー」を「食と農の課題解決」をテーマに開催しました。
 本学から、産学・地域連携センターの平見尚隆グローバルイノベーション部門長の開会挨拶に続き、工学研究科の山本透教授(制御工学)が「データ駆動型PIDコントローラーの設計と実験評価」について、また国際協力研究科のチャン・ダン・スアン准教授が「遺伝子理解による気候変動影響の低減」と題して講演を行いました。産業界からは、久米肥料からベトナムハノイ事務所開設責任者である福原保氏が「木質系堆肥の活用効果」について、その後サタケベトナムエンジニアリング社長のグエン・トロン・ヒュー氏が「衛生的で安全な米の加工」について講演しました。
 現地企業のXuan Nguyen Goup(蜂蜜製造)のDr. Lu Nguyen uan Vu氏が「農業製品加工における問題点」について、またViet Quoc Thinh Company(食品加工)のTran Quoc Binh氏が「農製品におけるビジネスの視点」について、ベトナムの食品製造業の遅れの問題を取り上げました。最後にベトナム国家大学の国際関係学科のLe Nguyen Thao Nguyen講師が、人文社会科学的観点から「食品安全の不平等性とグローバルガバナンス」について講演しました。
 多彩な講演者による分野融合的な講演会となり、参加者も熱心に聴き入り、活発な質疑応答が行われました。現地の大手テレビ局の取材もあり、現地メディアの関心度も高かったようです。セミナーは成功裡に終了し、ベトナム国家大学ホーチミン校のヒュン・トロン・ヒエン新日本学部長の閉会挨拶でも、今後の本セミナーの継続を関係者間で確認しました。

ベトナム国家大学ホーチミン校の講堂で開催

学生を始めとする聴衆が熱心に参加した

お問い合わせ先

産学・地域連携センター グローバル イノベーション部門
担当:平見、中野
TEL:082-424-4313  FAX:082-424-6189


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