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自然科学研究支援開発センターのヘリウム液化システムを更新―本学の独創的な研究活動を支援―

 自然科学研究支援開発センターの低温・機器分析部門に設置されているヘリウム液化システムが、2018年3月末で更新され、4月から新しいシステムの運用を開始しました。4月26日に越智学長が同センターを訪問し、新ヘリウム液化システムを視察しました。

 液体ヘリウムは、放射光科学や物質科学の研究・教育において、試料の冷却やMRI・NMRなどで必要な強い磁場を作り出す超伝導磁石の冷却に使われている寒剤(沸点-269℃)です。現在、学内の8部局に年間約6万リットルの液体ヘリウムが供給されています。本システムはその製造業務などの中核を担い、物質科学の基礎研究に必要不可欠な大型基盤設備として広島大学の研究・教育を支えてきました。

 今回のシステム更新により、安価で安定した液体ヘリウム製造体制の確立や、液体へリウム製造に必要な電力量の抑制、液体ヘリウム貯槽の大容量化などが実現しました。今後も本学において、自由で独創性の高い研究の推進や、世界トップレベルの研究の展開に寄与することが期待されています。

ヘリウム液化機(左)と液体ヘリウム貯槽(右)

越智学長による視察の様子

【お問い合わせ先】

広島大学自然科学研究支援開発センター低温・機器分析部門 准教授
梅尾 和則

E-mail:kumeo*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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