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本学の元特任教授マーヒル氏が漫画『はだしのゲン』をアラビア語に翻訳しました

出版した『はだしのゲン』翻訳本(1~3巻)表紙

出版した『はだしのゲン』翻訳本(1~3巻)表紙

本学に特任教授として在籍し、本学文学研究科の修了生でもあるマーヒル・エルシリビーニー氏が、漫画『はだしのゲン』1巻~3巻(全10巻)を日本語からアラビア語に翻訳しました。翻訳本はエジプトで出版され、2018年8月12日に首都カイロで出版記念の催しが行われました。

出版記念イベントの様子

出版記念イベントの様子

『はだしのゲン』は、主人公の少年・中岡元が原爆投下後の広島を必死に生き抜こうとする姿を通し、戦争の悲惨さを描いた日本の漫画です。

マーヒル氏は、エジプトで同書のアラビア語訳を手掛け、2015年に1巻の翻訳本を出版しました。その後、本学の特任教授として在籍中(2015~2016年)、原爆への理解をさらに深めるために広島や長崎を訪問しました。原爆投下地を訪れ、関係者と会う中で、改めて『はだしのゲン』が描かれた背景を再認識できたといいます。

マーヒル氏は現在、エジプトのカイロ大学文学部日本語学科で日本語教授をつとめています。このたび、広島や長崎で得たものをエジプトに持ち帰り、『はだしのゲン』1巻を再度翻訳するとともに、2巻と3巻を新たに翻訳しました。今後、4巻以降も順次翻訳、出版される予定です。

【お問い合わせ先】

広島大学広報グループ
E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください)


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