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AIを活用した感情データの分析・可視化を専門とする株式会社Emotion Tech(本社・東京)が2018年12月に発表した「全国大学NPS(ネット・プロモーター・スコア)調査」の結果によると、「母校への愛着度」ランキングで広島大学は28大学中の7位となりました。国立大学では2位の東京大学、3位の京都大学に次ぐ順位です。
同社は2018年8月下旬、全国の主な大学の卒業生を対象にインターネットを通じてアンケート調査を実施し、1500人から回答を得ました。
調査は「あなたご自身が卒業した大学に入学することを、家族や親しい友人・知人にどの程度すすめたいと思いますか」という設問を軸に、「大学の印象(イメージ・口コミなど)」「立地・施設(アクセス・広さなど)」「学費(奨学金・入学金など)」「授業(カリキュラム・内容など)」「キャンパスライフ(人間関係・サークルなど)」「就職活動支援(OB・就職実績など)」「卒業後(ネットワーク・会報など)」の7項目の体験について、どの程度「おすすめ度」に影響したかを質問。これを基にNPSを算出しました。
それによると、広島大学のNPSはプラス15%で、全体の7位にランクインしました。項目別でみると、本学は「印象(社会的イメージ・知名度)」「カリキュラム(カリキュラムの種類・単位の取得難易度・授業の分かりやすさ)」の満足度が高かったということです。
調査の詳細はこちら
NPS 大学ランキング
順位 | 大学名 |
1位 | 慶應義塾大学 (63%) |
2位 | 東京大学 (60%) |
3位 | 京都大学 (50%) |
4位 | 早稲田大学 (41%) |
5位 | 関西学院大学、同志社大学 (31%) |
7位 | 広島大学 (15%) |
8位 | 青山学院大学、名古屋大学 (9%) |
※ 「全国大学NPS(ネット・プロモーター・スコア)調査」結果に掲載のグラフを一部改編。
【NPS】
NPS(ネット・プロモーター・スコア)は、「ベイン・アンド・カンパニー」のフレッド・ライクヘルド氏らにより考案されました。NPSの数値が高いほど顧客のロイヤリティが高いことを意味しており、従来の顧客満足度より収益との相関性が高いとされています。米国では売り上げ上位企業500社(Fortune 500)の35%がこの指標を経営に取り入れているともいわれています。今回は、大学のOBやOGの母校のNPSを調べることで、母校への愛着度を知ることができます。
広島大学広報グループ