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2019年1月27日、広島市西区の観音マリーナディンギヤードで、広島大学が購入した障害者ヨット「ハンザクラス・リバティ」の進水式が開催されました。当日は、広島大学体育会同窓会から広島県セーリング連盟に寄贈された障害者ヨット「ハンザクラス・リバティ」の贈呈式も併せて開催されました。
「ハンザ」とは小型の1〜2人乗りのヨットで、誰でも乗れるようにと考案されたものです。子どもから高齢者の方、障害者の方も難しい練習などをせずに、インクルーシブに簡単に帆を操って船を走らせることができます。
「リバティ」とは、ハンザの1艇種で、一人乗り、2枚帆、艇長3.6m、重量150kgです。重度の障害がある場合でも、帆走補助機器を装備することで、操縦可能となります。
式典には、広島県セーリング連盟 山根垣弘会長(本学工学部卒、ヨット部OB)はじめ連盟のみなさま、古澤副学長(学生支援担当)はじめ広島大学関係者、広島大学体育会同窓会のみなさま、セイラビリティ広島あびの会のみなさま、広島大学体育会ヨット部、広島大学医学部ヨット部など総勢約50人の方々が参加されました。式典では、古澤副学長からヨット部の西川主将にリバティーのラダー贈呈が行われました。
その後、古澤副学長が「広島大学は、障害のある学生への支援に力を入れており、障害の有無に関係なくすべての学生に質の高い教育を保障することを基本理念としている。このたびの障害者ヨットで、スポーツの分野でも障害の枠を超えた『ダイバーシティ』を進めて行く一助としたい。」とインクルーシブ社会への移行を述べました。
広島県セーリング連盟の山根会長からは、「広島観音マリーナを誰でもいつでもセーリングが楽しめる国際的なセーリング拠点となるように取り組んでいくとともに、障害のある方の社会参加を後押しし、インクルーシブ社会への実現に貢献したい」と述べられました。
その後、進水セレモニーを行いました。
山根垣弘会長による挨拶
古澤副学長からヨット部主将へのラダー贈呈
体育会同窓会から広島県セーリング連盟へラダー贈呈
記念撮影
広島大学広報グループ