TEL:082-424-6762
5月30日、附属幼稚園の年長の園児たちが、東広島植物園の職員と理学部・統合生命科学研究科の学生の指導を受け、東広島キャンパスにある生態実験園の田んぼで田植えを行いました。
この田植え体験は、附属幼稚園の教育活動の一環として、毎年、年長の園児たちを対象に行われています。今回は、古代米(黒米)と日本米(あきろまん)が植えられ、秋には稲刈り体験も行われます。
園児たちは、塩路恒生技術専門員から田植えについて説明を受けた後、学生と一緒に田んぼに入り「鉛筆を持つみたいに苗を持ってね」と、コツを教わりました。最初は恐る恐る田んぼに入っていた園児たちも、だんだんと慣れ、上手に苗を植えることができました。暑い中での田植えでしたが、田んぼで見つけたおたまじゃくしをはじめとするさまざまな生き物を観察したり、近くの小川で泥をおとしながら水辺の生き物を探したりと、園児たちは終始元気に活動をしました。
この田んぼは、75平米あり、理学部が東広島市に移転した際には、放棄された荒地でしたが、キャンパスに残された貴重な自然環境を有効利用し、教育研究に生かすことを目的に、1992年に理学部の教員と植物管理室の職員により整備されたものです。
「こんなところに田んぼがあるの~?」と言いながら進みます
突然現れた田んぼには、おたまじゃくしやカエルがいっぱい
塩路技術専門員からの説明を聞く園児と理学部・統合生命科学研究科の学生
「あったかくて、ぬるぬるするよ」とはじめての感触を楽しみます
1つ1つ丁寧に植える園児たち。初めて田植えを経験する学生もいました
次第に慣れて「はやく次の苗をちょうだい」と積極的に植えていきます
田んぼの近くの小川にも生き物がいっぱい
秋の稲刈りも楽しみです
広島大学広報グループ