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広島大学「未病・予防医科学共創研究所」キックオフシンポジウムを開催しました

広島大学は、旭興産株式会社、中国醸造株式会社、野村乳業株式会社、三井製糖株式会社および広島大学発ベンチャーである株式会社植物乳酸菌研究所の支援の下、2019年4月1日付で設置した「未病・予防医科学共創研究所」のキックオフシンポジウムを6月28日 ホテルグランビア広島にて開催しました。
本学は、2018年4月に「民間企業等外部機関の研究所制度」を創設し、今回は、本制度による二例目の研究所となります。研究所の所長には、医系科学研究科の杉山政則共同研究講座教授が就任しました。
河原理事・副学長(社会産学連携担当)の開会挨拶、杉山教授による研究所の設立経緯についての説明に続き、経済産業省政策統括調整官の江崎禎英様から「高齢化社会への対応 ―社会制度改革の視点―」と題し基調講演をいただきました。

(江崎禎英 政策統括調整官による基調講演)

その後、矢嶋信浩 MyMetagenome株式会社CEO兼広島大学客員教授から「マイクロバイオーム解析の現状」、田妻進 広島大学病院 総合内科・総合診療科教授から「腸内細菌叢と消化器疾患」、木原康樹 広島大学副学長(研究開発担当) 循環器内科教授から「超高齢社会に挑む循環器診療と先制医療の展開」と題してそれぞれご講演いただきました。
当日は、食品・製薬関連企業、公的研究機関などから160人以上が参加し、盛大なものとなりました。

また、本共創研究所での研究成果の一つが、7月12日付の日刊工業新聞に掲載されました。これは共創研究所の運営を支援する企業の1つ旭興産株式会社(東京都新宿区)と医系科学研究科の未病・予防医学研究講座との共同研究による成果です。
現在、イチジク由来乳酸菌IJH-SONE68株による機能性食品やサプリメントを市場に登場させるために、本共創研究所の協力教員である広島大学病院 総合内科・総合診療科の田妻進教授および菅野啓司准教授と、被験者ボランティアの協力の下、IJH-SONE68による醗酵産物を粉末化し、カプセルに詰めたものを被験食として摂取することにより、本植物乳酸菌株の機能性を検証するために臨床研究を進めています。

【お問い合わせ先】

広島大学未病・予防医科学共創研究所(担当:杉山)

E-mail: sugi*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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