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美味しいチョコの秘密とは?「チョコレート学入門」を開催しました

2019年12月14日、本学東広島キャンパスにて「チョコレート学入門」を開催し、本学大学院統合生命科学研究科の上野聡教授および株式会社明治の小谷野哲夫大阪工場長(本学にて農学博士号を取得)が講演を行い、本学の佐藤清隆名誉教授が、ワークショップの講師を務めました。当日は、小中学生やその保護者、留学生などを中心に約120人が参加しました。

午前中に行われたチョコレートがもっとおいしくなる講演会では、小谷野工場長が「Farm to Bar~カカオ生産現場からチョコレートを知る~」と題して講演を行い、カカオ豆原産地に赴いた経験も踏まえ、現地の写真も交えながら、横断的な学問としての「チョコレート学」を説明しました。続いて、上野教授が「チョコレートの分子構造がおいしさを決める」と題して講演を行い、チョコレートの科学的性質をわかりやすく解説しました。

午後に行われたチョコレートのワークショップでは、参加者が二手に分かれて実際にチョコレートづくりを体験。「ショコラミル」の実習では、本学の佐藤名誉教授が講師を務め、参加者はカカオ豆から石臼挽きチョコレートを作ることや、生チョコ作り等を体験しました。また、「チョコレイト・サイエンス」の実習では、東京大学物性研究所の餅田円さんが講師を務め、参加者がチョコレートを物理的に検証し、構造の異なるチョコを作り分けました。

参加者からは「チョコレートなので子どもにも身近で分かりやすかった」、「チョコレートを溶かして固めるテンパリング法を用いる場合とそうでない場合とで触感や食感に違いが出て面白かった。機会があればまた参加したい」との声が聞かれました。

㈱明治の小谷野大阪工場長による講演

上野教授による講演

講演会の様子

カカオ豆から石臼挽きチョコレートを作る

構造の異なるチョコを作り分け

バリチョコを細かくカットしてお土産づくり

【お問い合わせ先】

広島大学 広報グループ

E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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