11月7日(土)・8日(日)に、「折りたためる橋(モバイルブリッジ)」のプロトタイプを一般公開しました。
8日(日)には、 角脇川の思案橋付近で架橋・渡橋実験を行いました。
当日は、プロトタイプの仕組みを紹介し、災害現場を模擬して、気球を用いた空撮情報と地上測量によるGIS技術の連携から、適切な位置に架橋する実験を行いました。その後、見学に来ていた方々に実際に橋を渡っていただき、その渡りごこちを体感してもらいました。
キャンパスでは、ホームカミングデーや大学祭が行われていたこともあり、大勢の方が見学にこられました。
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1.トレーラーに積載され、運搬されるプロトタイプ | 2.川の一方に設置し、伸ばしていきます |
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3.アルミ合金の板を一枚ずつはめていきます | 4.架橋完成です! |
今回一般公開したプロトタイプは、幅0.5m、長さは完成当初の6mから9mに延長。トレーラーに積載・運搬でき、約10分で展開架設できます。
また、折りたたみ可能で、人が歩ける橋としては、世界で初めての構造形式です。県が管理する川に実際に架設し、その安定性を初めて実証できました。これにより、災害現場での迅速な救助やライフラインの確保に役立てることが期待できます。
有尾一郎工学研究科助教は、「橋を大きくし、強度を向上させて、車両も渡れるように改良していきたい」と、今後の意気込みを語りました。
【問い合わせ先】
広島大学広報グループ
TEL:082-424-6017