7月21日、文部科学省から平成16年度「21世紀COEプログラム」の審査結果が発表され、広島大学からは1件が選定されました。
今年度は「革新的な学術分野」の開拓を目指す研究教育拠点形成に範囲を限定して募集が行われ、国公私立大学計186大学から320件の申請があり、24校28件が採択されました。
なお、日本学術振興会のホームページで、分野別採択状況などの審査結果が公表されていますので参考にしてください。
また、これまでに採択された本学のCOE情報については、こちらに詳しく紹介しておりますので是非ご覧ください。
分野名 | 拠点プログラムの名称 | 専攻等名 | リーダー名 |
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革新的な学術分野 | 超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界 | 工学研究科複雑システム工学専攻 | 金子 真 |
○拠点形成計画の概要
本拠点は、広島大学がシーズ技術として保有している超高速センシング技術と超高速アクチュエーション技術を核に据え、いままでの常識では踏み込めなかったセンシング・アクチュエーション分野を開拓し、革新的学術分野を創出すると共にそれに基づく革新的産業基盤を構築することを目指す。
例えば、人間の300倍の認識速度を有するハイパーヒューマンビジョンや人間の20倍以上のすばやい動作が実現できるハイパーヒューマンアクチュエーションユニットを研究開発し、それらを応用した基盤部品装着診断技術(工学応用)、構造物のダイナミクスセンシング技術(社会基盤応用)、人工触診に準拠した医用診断技術(医用応用)及び人間の目では追跡不可能な速度で動き回る生物のモニタリング技術(農業応用)を提供する。さらに、その最先端の研究成果を教育に反映させ、ハイパーヒューマン工学に関する広い視野と高い専門性を持って、国際舞台で活躍できる人材の育成をはかる。
【お問い合せ先】
学術部研究推進課長 田村
電話082−424−5679