【学生サミットについて】
広島大学平和センター センター長/教授 川野 徳幸
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【記事について】
広島大学広報グループ
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サミットに参加した学生たち
2020年8月6日に行われた広島⼤学平和企画「被爆75年・広島⼤学からの平和メッセージ」のなかで、「2020学生ヒロシマ『平和』を考えるサミット」に参加した学生らが「2020年学生ヒロシマ宣言」を発表しました(※PDFページが開きます)。
学生たちが、原爆、紛争、貧困、平和構築などをテーマに「平和とは何か」という問題に向き合い、そこから教訓を得ること、そして核兵器廃絶、非暴力の未来を描いていくことを目的としたこのサミットは、原爆投下から75回目を迎える今年初めて開催されました。
平和企画の動画【YouTubeへ移動します】
第1回目となる今回のサミットは「ポストコロナの世界: 未来の平和とは?」をテーマとし、学内で選出された12人の学部生と大学院生(ブルガリア、フランス、日本、フィリピン、タイ、アメリカの6か国出身)が、6月27日から約40日間にわたり、広島大学平和センター主催の研究会・勉強会・集中討論に参加しました(新型コロナ感染症拡大防止対策の一環として、イベントの多くはオンラインにより実施)。
講義のなかで、原爆を生き延びた広島大学名誉教授の植木研介氏の体験談を聞く機会もありました。
これらの活動を通じ「平和とは何か」という問いに向き合い続けた学生らは、この日発表した宣言のなかで核兵器廃絶を訴えたほか、新型コロナウイルスに関する医療従事者への誹謗中傷や、世界に蔓延する差別問題にもふれ「私たち若者にはこの世界を変える力がある。すべての人々と手を取り合い、平和な世界をつくっていきます」と力強く述べました。
宣言を読み上げる神田実鈴さん(中央)とアルビン・コイコイ・ジュニアさん(右)
学生サミットの様子
宣言の発表に際し、川野 徳幸 平和センター長は「コロナ禍の影響もあり、国内外でさまざまな政治問題、社会問題、経済問題が顕在化するなか、『平和を希求する精神』を基本理念する広島大学の学生らが、冷静にこれからの社会を見据えて、国際協調による『平和』を模索し、具体的な提案を行い、真摯に、闊達に議論してくれたことをうれしく思います」と述べました。
【学生サミットについて】
広島大学平和センター センター長/教授 川野 徳幸
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掲載日 : 2020年08月06日
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