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広島夕学講座「中小企業 強みの見せ方」(産学連携センター堀尾斉正教授)を開催しました



広島夕学(せきがく)講座は通常、インターネット配信により、日本や世界で活躍している著名人による慶應丸の内シティキャンパス定例講演会を広島商工会議所と連携して実施していますが、11月19日(木)は、本学産学連携センターの堀尾斉正教授による講座を「中小企業 強みの見せ方」と題して開催しました。

「中小企業は、モノ作りは得意だがマーケティングに弱点がある」この弱点をどのように乗り越えるのかがこの日のテーマでした。



まず、中国地方の中小企業が開発したアイデア溢れる独自商品・マーケティング手法等の紹介があり、続いて大学との共同研究で開発された商品や大学発シーズ(技術、ノウハウ、アイデア、人材、設備など)による商品についての説明もありました。

大学との共同研究メリットとして、大学における研究が商品の優秀さを表すエビデンス(検証結果・根拠・証拠)として活用でき、中小企業だけでは難しい商品の信頼と広報内容の信用を得ることができることを挙げ、広島大学との共同研究で開発された「転倒予防靴下」を例に引いて、大学による検証結果を数値やグラ フで表して商品の優秀さを具体的に示すことが出来た事例を紹介しました。また、大学教員への人件費は必要ないため研究全体に係る経費が低廉となることもメ リットであるとの説明がありました。



さらに広島大学産学連携センターが作成している広島大学研究者シーズのデータベース「ひまわり」を紹介するとともに、「広島大学を『中央研究所』として活用するつもりで何でも相談していただきたい」、また、「大学人は自ら企業を訪ねることをしない人が多いので企業の方から積極的な提案をいただきたい」とも述べました。



最後に、この日の事例等を参考に、どうすれば消費者に自社の強みを見せることができるか、自社に合った手法は何であるのかということを考えていただきたいとのことばで締めくくりました。



49名の受講者のうち、講演後に講師と意見交換する方もあり、有意義な講座となりました。

次回の本学教員による広島夕学講座は、12月17日(木)教育学研究科 江崎哲教授による「デザインと美術の違いがわかると、モノを見る目が変わる!」です。詳しくはこちらをご覧ください。



【お問い合わせ先】

広島大学教育室教育企画グループ(エクステンションセンター)

TEL:082-424-6140

E-mail:extension-center@office.hiroshima-u.ac.jp

(@は半角@に置き換えた上、送信して下さい)

堀尾教授

堀尾斉正教授
講座の様子

講座の様子


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