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「子どもの歯の健康増進」で香西克之名誉教授、岩本優子助教らが文部科学大臣表彰 「科学技術賞 理解増進部門」受賞

表彰状伝達式後に越智学長と

令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において、広島大学名誉教授 香西克之、広島大学大学院医系科学研究科 助教 岩本優子と学校法人三宅学園広島デンタルアカデミー専門学校 専任教員 岩本明子が「科学技術賞 理解増進部門」を受賞することが決定しました。

表彰式は、4月14日(水)に文部科学省にて実施されます(本学の受賞者は出席しません)。

【受賞者】
香西 克之(広島大学 名誉教授)
岩本 優子(広島大学大学院医系科学研究科 助教)
岩本 明子(学校法人三宅学園広島デンタルアカデミー専門学校 専任教員)

【業績名】
「すべての子どもの歯の健康増進を目指す教育活動の理解増進」

【業績概要】
日本国内では、小児の齲蝕(うしょく)罹患率が著明な減少を示す一方で、口腔の健康格差が拡大し、口腔崩壊をきたすケースも見られる。また、カンボジアをはじめとする新興国においては、特に小児において重度齲蝕が頻発しているにも関わらず、歯科医療へのアプローチが困難な場合も多く、自律的な歯科医療の供給や健康増進の実現が課題である。

本活動では、40年に及ぶ長きにわたり、有病児や被虐待児を含む地域住民や行政等に対し、さまざまな講演や歯科保健活動を通じて子どもの口腔の健全な育成に努力した。さらに、2009年からは10年以上にわたり、カンボジアにおいて地域に根ざした歯科保健指導や健康診断等を継続し、一連の活動に日本人学生や留学生・国内外の医療従事者・その他一般市民の参加を継続的に受け入れ、体系立った教育活動経験の提供による人材育成に努めてきた。

本活動により、地域融合型の教育活動を展開する方法や、現地の専門家を受け入れ共に創り上げることで自国主導型にバトンタッチし得る方法での、教育活動実践と広報を続け、それぞれの立場の人材に対し、すべての子どもの歯の健康増進を目指す教育活動の機会の提供と理解増進に寄与している。

【お問い合わせ先】

広島大学名誉教授 香西 克之
E-mail:kozai*hiroshima-u.ac.jp(*を@に変換してください)

医系科学研究科 助教 岩本 優子
TEL:082-257-5698 E-mail:yuko-tulip*hiroshima-u.ac.jp(*を@に変換してください)


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