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「世界初の実用モデルHiSIM-IGBTが誕生」についての記者会見を行いました



 広島大学HiSIM研究センター(センター長・三浦道子教授)の研究チームは、IGBTの回路設計用トランジスタ用モデル「HiSIM-IGBT」を、世界初の実用モデルとして開発し、車載用集積回路設計者などに向けて一般公開したことを、5月10日(月)広島大学歯学部大会議室で記者会見を行い、発表しました。
 出席者: 浅原利正(広島大学長)
三浦道子(広島大学大学院先端物質科学研究科・教授)
Mattausch Hans Juergen(ナノデバイス・バイオ融合科学研究所・教授)
三宅正尭(広島大学HiSIM研究センター・助教)
鬼頭公治(株式会社半導体理工学研究センター・執行役員)
佐野 昌(株式会社半導体理工学研究センター・技監)



記者会見の様子

 広島大学では、平成17年からトヨタ自動車株式会社、株式会社豊田中央研究所と共同して一般車載用IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の研究を行ってきました。IGBTは、2つのトランジスタタイプ、「バイポーラトランジスタ」と「MOSFET」を組み合わせた回 路モデルですが、共同研究チームは、この2つのトランジスタタイプを分けずにIGBT全体としてシミュレーションできるモデル式を導き出し、 「HiSIM-IGBT」を開発しました。

 これは広島大学が開発したMOSFETモデルHiSIM(Hiroshima-university STARC IGFET Model)を骨格とし、バイポーラトランジスタ部分のモデルと統合したもので、高精度の回路設計が可能になり、エネルギー利用の高効率化が大きく前進す るものと期待されます。

【お問い合わせ先】

広島大学大学院先端物質科学研究科

教授 三浦道子

TEL:082-424-7659 FAX:082-424-5848


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