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広島大学病院に国産初の手術ロボット「hinotori(ヒノトリ)」が導入されました

広島大学病院は、国産初の手術支援ロボットシステム「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」を導入し、3月23日に前立腺がん摘出手術を実施しました。ヒノトリを用いた手術の実施は国内で5施設目です。

ヒノトリは関節にあたる可動8軸を持ち、内視鏡カメラや鉗子(かんし)などの医療器具を装着できるアーム4本を備えています。今回の手術では、泌尿器科の日向信之教授がコックピットに座って精細な三次元画像を見ながらコントローラーを操作し、患部を摘出しました。手術は順調に進み、2時間10分で終了。出血量も少なく患者さんへ負担の少ない手術となりました。

広島大学病院では、米国製の手術支援ロボット「ダヴィンチ」2台体制で、前立腺がんをはじめ腎臓がん、膀胱がんなどでロボットを用いた手術を実施。さらに対応できる手術の範囲が胃がん、食道がんなどへ徐々に拡大される方向にあり、3台目としてヒノトリの導入に踏み切りました。
ヒノトリは川崎重工業(株)とシスメックス(株)の共同出資で設立された(株)メディカロイド(神戸市)が2015年から開発に取り組み、2020年に国産で初めて製造販売が承認されました。日向教授は前任の神戸大で開発に携わりました。


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