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『ハチの干潟の生きものたち―広島県竹原市に残る瀬戸内海の原風景―』を出版しました!

 広島大学大学院統合生命科学研究科から、『ハチの干潟の生きものたち―広島県竹原市に残る瀬戸内海の原風景-』を出版しました。広島県竹原市を流れる加茂川河口には「ハチの干潟」と呼ばれる約22 haの干潟があり、この干潟と周辺環境には700種以上の動植物が生息しています(2022年4月時点)。カブトガニ、ツクシガモ、トビハゼ、イセシラガイといった絶滅危惧種が70種以上確認されており、瀬戸内海の渚の本来の姿が残る宝石のような干潟です。

 本書はハチの干潟とその周辺に生息する340種以上の動植物について、カラー写真ともともにわかりやすく解説しました。動植物の絶滅の危険度、形態的特徴、見分けるポイント、生息場所、生態についての説明がコンパクトにまとめられており、干潟の観察会には大変便利なガイドブックとしても役立ちます。また、本書を読み進めることで干潟の持つ機能やそこに棲む動植物のつながり、干潟を保全する意義をより深く理解することができます。干潟に関連するコラムも充実しています。
 Amazonから販売(税込み2,970円)しています。「干潟学」の入門書として、学生、教員、自然愛好家、研究者など多くの方々に読んでいただきたい本です。

〈著者紹介〉
広島大学の近藤裕介特任助教、大塚攻教授、鹿児島大学の佐藤正典名誉教授が編集し、広島大学の教員10人(海野徹也教授、大塚攻教授、加藤亜記准教授、河合賢太郎助教、近藤裕介特任助教、斉藤英俊准教授、清水則雄准教授、坪田博美准教授、富川光准教授、若林香織准教授)と学生・卒業生11人を含む全国各地の様々な動植物の専門家50人が執筆しました。
 

【お問い合わせ先】

広島大学大学院統合生命科学研究科
附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター
特任助教 近藤 裕介
TEL : 0846-24-6880  FAX : 0846-23-0038
Email : ykondo*hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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