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サステナブル・ディベロップメント実践研究センターを開所しました



開所式のテープカット。左から、山根八洲男理事・副学長(研究担当)、

寺門成真氏(文部科学省高等教育局国立大学法人支援課企画官)、浅原利正学長、

ペドロ・ベルヘス氏(駐日ドミニカ共和国特命全権大使)、ホセ・エルミニオ・テン・タベラス氏

(サントドミンゴ自治大学)。

広島大学は、「中米・カリブ海諸国をフィールドとした持続可能な発展に関する研究」事業を行うため、6月8日、「広島大学サステナブル・ディベロップメント実践研究センター」を設置しました。



翌9日、西条HAKUWAホテル(東広島市)でセンターの開所式を開催し、東広島キャンパス教育学部B棟で看板除幕式を行いました。

浅原学長をはじめ、文部科学省やドミニカ共和国の来賓の方々など、学内外の関係者約40人が参加しました。

浅原学長は、「センターの設立により、両国間の理解を深めていきたい」と挨拶し、山根理事・副学長(研究担当)は、「今後、中南米アメリカからの学生の受け入れも増やしたい」と意気込みを語りました。

******「中米・カリブ海諸国をフィールドとした持続可能な発展に関する研究」事業******

今日、持続可能な開発/発展を実現するためには、教育、資源、エネルギー、環境など非常に多 くの分野における問題を解決する必要があります。この課題解決には、各専門分野の知識・知恵を連携融合させるだけではなく、先進国と発展途上国が協同して 取り組む仕組みの構築が必要です。

本センターでは、持続可能な社会を構築するための諸課題を分野複合型実践的研究として行い、ドミニカ共和国などの中米カリブ海諸国との協同(共同研究を含む)の下に実践に移すシステムを構築します。また、この研究を通じて、国際的な視野を持った人材の育成も目指します。





<主な研究概要>



■ドミニカ流ものづくり教育の開発

~環境を重視した日本型ものづくり教育の実践

現地の国民性や慣習など考慮した上で、環境重視を特性とする日本型ものづくり教育を実践し、工学的視点のみならず多方面から学際的に研究を行います。「ドミニカ流ものづくり教育」の開発に向け、現地における「ものづくり教育」のシステムの構築を目指します。





■経済発展と環境保全の両立

~沿岸域の油汚染の実態把握と対処方法の検討

油による海洋汚染が顕在化しているドミニカ共和国を対象に、海洋汚染の実態把握から修復までの一連の研究を行い、海洋国における経済発展と環境保全を両立させる持続可能な社会構築モデルを作ります。





■教育立国の日本の成果を活用

~発展途上国の持続的発展を担う次世代育成システム改善に関する研究

発展途上国の次世代育成システムの改善を支援するモデル構築に、教育立国に成功した日本の成果を活用し支援します。ドミニカ共和国をフィールドとして、教師教育の実態を調査し、その特徴と課題を分析し改善策を考察していきます。

【お問い合わせ先】

広島大学 学術室学術推進グループ

TEL 082-424-5679


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