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【2022/11/21開催・要申込】防災・減災研究センター オープンディスカッション2022「防災分野におけるDX活用」を開催します

防災は、災害を予知・予測する段階、発災時の被害拡大防止の段階、次の災害に向けて復旧・復興する段階に分けられます。防災DXは、各段階の活動を高度化するとともに、段階相互のつながりを深め、地域の災害対応力を高める新しい技術です。本オープンディスカッションでは、産官学より3名のパネリストを招き、災害前の気象変化のモニタリングに関わる防災DXの活用、発災直後の被災状況のリアルタイム観測に関わる防災DXの活用、UAV等の3Dデータ活用に関わる防災DXの活用について、話題提供します。最後に、オープンディスカッションを通じて、防災DXにより私たち住民の価値観が変わり、新たな価値創出につながる可能性を展望します。

【主催】広島大学防災・減災研究センター

開催日時・お申込み

【日時】2022年11月21日(月)13:30~16:00
【開催方法】
 ①オンライン:Zoom(定員100人)
 ②会場:広島大学ミライクリエ 2階大会議室(定員30人)
 ※オンライン、会場とも、先着順です。
【対象】一般市民、自治体等危機管理担当者
【参加申込】
 申込フォーム https://forms.gle/rVp3boWxVdRMJCJ76
 ※こちらからお申込みください。(締切 11月16日(水))
 ※Zoomで参加の皆様
  11月18日(金)に、お申込み時に登録されたメールアドレスあてにウェブ会議のURLをお送りします。
 ※会場にお越しの皆様
  開場は13:00です。
【ミライクリエ位置図・駐車場】
  こちらをご覧ください。

プログラム

■開会挨拶

■発表(テーマ:防災DXの活用)
『防災DXによる新たな価値創出に向けて』           
 広島大学先進理工系科学研究科 教授 藤原 章正

防災DXは、既存の防災・減災技術の対象を広げ、細かな変化を見逃さず、素早くかつ正確に観測、分析、予測、適応することのできる新しい仕組みです。これまで手が届かなかったことを可能にする技術の垂直展開です。この仕組みの普及によって、人々の新たな行動規範と価値観が生まれ、ICT関連産業の活力、住民の避難や居住立地の行動、情報共有・互譲のための合意形成などに大きな変化が現れる可能性について話題提供します。

『DXによる気象データ活用』
 広島地方気象台長 中村 浩二

気象庁は、近年の予測技術の進歩、インターネットの普及、詳細情報へのニーズなどへ対応するため、従来の大雨警報などの地域単位の情報に加えて、ナウキャスト、危険度分布などメッシュ単位の情報を充実させています。これにより、利用者それぞれの場所の気象状況、危険度が細かく分かるようになりました。これらに加えて、気象庁などの保有する大量の観測、予測データを活用して、新たな防災ツールを生み出す取り組みも紹介します。

『防災でのリモートセンシングの活用』
 広島大学先進理工系科学研究科 准教授 作野 裕司

まだ記憶に新しい西日本豪雨では、我々の想像を絶する広域の災害が発生しました。このような大規模災害時には、まずどこで災害が発生しているかを迅速に把握し、災害を最小限に食い止める必要があります。しかし、この情報化社会にあっても、災害直後の被害状況の把握は容易ではありません。ここでは、発展が目覚ましい、広域観測を得意とする衛星をはじめとするリモートセンシングデータを使った災害直後の利活用事例とその問題点などについて議論します。

『防災分野(主に土石流災害)のDX活用技術』
 中電技術コンサルタント株式会社
 上席執行役員・先進技術センター長 荒木 義則

近年、紀伊半島大水害(H23年8月)等、全国的に大規模な土砂災害が発生しており、災害直後の初動期における調査や継続監視期における対策工事の進捗把握や防災施設の点検等を安全・迅速に行う手段の一つとしてUAVが注目されています。ここでは、最新のUAV技術の活用と取得データを含む3Dデータがもたらす様々な価値について、防災DXの活用事例(3Dハザーマップ、AR等)を紹介すると共に、今後の展望について議論します。

■ディスカッション

ファシリテーター:
 広島大学先進理工系科学研究科 教授 藤原 章正

パネリスト:
 広島地方気象台長 中村 浩二
 広島大学先進理工系科学研究科 准教授 作野 裕司
 中電技術コンサルタント株式会社 上席執行役員・先進技術センター長 荒木 義則

 

お問い合わせ先

防災・減災研究センター
E-Mail hrrc@hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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