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第103回広島大学バイオマスイブニングセミナー(第108回広大ACEセミナー) を開催しました

日時:2022年11月2日
会場:広島大学東広島キャンパス工学部112講義室

プログラム

司会・解説:広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
 

 

 

講演:広島大学大学院先進理工系科学研究科 D2 モハメド アフメッド モハメド アリ
「Ru / CNTを使用したグルコースの超臨界水ガス化の反応速度決定」

カーボン ナノチューブ (CNT) は、バイオマスのガス化のための可能な触媒担体です。 CNT担体を有する0.5重量%のルテニウム(Ru)ベースの触媒が調製された。 超臨界水 (SCW) の下でさまざまな条件でグルコースをガス化する際の触媒の効果は、反応速度を取得し、モデルを設計するために理解することが重要です。 このような反応では、充填床反応器を 25 MPa および 600 °C で、0.15 g の触媒負荷で使用し、空間速度は 40 h-1 から 160 h-1 まで変化させました。 炭素ガス化効率(CGE)による空間速度変化の影響が明確に示され、実験結果は理論結果とよく一致しました。 その結果、反応速度は 361.8 h-1 と決定されたことについてお話いただきました。

 

 

講演:広島大学大学院先進理工系科学研究科 M2 菅沼 有維斗
「尿酸の転化挙動から予測される鶏糞中の窒素分の反応経路」

メタン発酵の前に家畜排泄物から窒素を除去することが重要になってきます。そこで鶏糞から窒素分をアンモニアとして回収するために鶏糞の水熱処理実験を行い、鶏糞中の窒素分の約8割をアンモニウムイオンとして回収することに成功しました。しかし、この実験では鶏糞中の窒素分の反応経路を正確にとらえることはできませんでした。そこで、鶏糞中の窒素源として最も多く含まれる尿酸の転化挙動を確かめることで鶏糞中の窒素分の反応経路を予測した研究内容についてお話いただきました。

 

 

講演:広島大学大学院統合生命科学研究科 教授 秋 庸裕
「カーボンリサイクルと有用油脂生産」

持続可能な社会の実現に向けて、バイオ技術でカーボンリサイクルを実現すべく、火力発電所などから分離回収されるCO2を高付加価値油脂やケミカル原料油脂に変換するバイオリファイナリー技術「Gas-to-Lipidsバイオプロセス」を提案し、NEDO事業として広島県大崎上島の研究拠点にて実施中です。本セミナーでは、その概要について解説いただきました。

 

 

【お問合せ先】

広島大学大学院先進理工系科学研究科機械工学プログラム内
中国地域バイオマス利用研究会
TEL : 082-424-5762 
FAX:082-422-7193 
E-mail : bprc * hiroshima-u.ac.jp (注: *は半角@に置き換えてください)


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