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[75] 広島大学75+75周年記念事業(広島とエジプトの絆)シンポジウム「広島とエジプト 記憶を紡ぎ平和な未来を創る2つのオリエント」を開催しました

2023年8月3日、広島大学は霞キャンパス広仁会館にて、広島大学 75+75 周年記念事業(広島とエジプトの絆)を開催しました。大エジプト博物館、独立行政法人国際協力機構(JICA)、本学で共催したシンポジウム「広島とエジプト 記憶を紡ぎ平和な未来を創る2つのオリエント」には、来場者とオンライン参加者、合わせて学内外から約270人の参加がありました。

開会に先立ち、世界的なオペラ歌手である中丸 三千繪氏(広島大学客員教授)が、プッチーニ作曲「私のお父さん」をはじめ4曲の歌を披露し、参加者へ歓迎の意を表しました。続いて、広島大学の越智 光夫学長から開会の辞が述べられ、松井 一實広島市長からのお祝いのビデオメッセージが披露されました。

その後、越智学長とマムドーハ・エルダマティ博士(アインシャムス大学、エジプト考古学者、エジプト前考古大臣)により「ツタンカーメンと古代の病」と題して対談が行われ、聴衆は最後まで熱心に耳を傾けました。対談後は、シンポジウムの開催を記念し、パピルスに日埃両国の言葉で「平和」と記したバトンを学生に贈り、会場は大いに盛り上がりました。

続いて、エジプトからは、ハニー・ヒラール博士(カイロ大学工学部教授、Scan Pyramids Projectコーディネーター、元エジプト高等教育・科学研究大臣)による「世紀の大発見-スキャンされたピラミッド-」、アーテフ・モフター氏(大エジプト博物館プロジェクトおよび周辺地域総責任者)とアイーサ・ジダン博士(大エジプト博物館保存修復執行部門長)による「大エジプト博物館のいま! -ファラオの至宝をまもる2023-」の2つの講演が行われ、最新のピラミッド研究や、博物館開館に向けた準備状況や魅力をご紹介いただきました。

シンポジウムに続いて開催された大学交流会議では、越智学長、在エジプト日本国大使館の岡 浩大使から開会の辞が述べられました。続いて、サンゴール大学のハニー・ヒラール学長、アインシャムス大学のマムドーハ・エルダマティ教授、ガララ大学のモハメド・エルサイード・エルシナウィ学長、エジプト日本科学技術大学のアムル・アドリー学長、およびアレクサンドリア大学のアブデル・アジズ・ハサネイン・モハメド・サード・コンソワ学長からコメントがあり、今後の広島とエジプトの交流促進への期待が述べられました。
続いて、本学の金子 慎治理事・副学長(グローバル化担当)から、広島大学とエジプトの関わりについて紹介があり、深見 奈緒子氏(日本学術振興会カイロ研究連絡センター長)による日本学術振興会(JSPS)事業説明、石黒 傑博士(科学技術振興機構さくらサイエンスプログラム推進本部)による科学技術振興機構(JST)さくらサイエンスプログラム事業説明が行われ、日本とエジプトの学術交流に関して活発な議論が進みました。

被爆都市ヒロシマに開学した総合研究大学である広島大学は、エジプト国内に2つの海外拠点を持ち、これまで8つの大学・機関と連携協定を結ぶ等、エジプトとの密接な関係を構築してきました。このたびのシンポジウムと大学交流会議を機に、学生交流、学術交流を積極的に進め、エジプトと日本、両国の発展と友好関係および平和文化理解をより一層促進してまいります。

日埃両国の言葉で「平和」と書かれたパピルスと共に

歌を披露する中丸 三千繪氏

越智学長の開会の辞

松井広島市長のビデオメッセージ

越智学長とエルダマティ博士の会談

講演「世紀の大発見-スキャンされたピラミッド-」

講演「大エジプト博物館のいま! -ファラオの至宝をまもる2023-」

シンポジウム後の記念写真

大学交流会議後の記念写真

【お問い合わせ先】

広島大学グローバル化推進グループ

TEL: 082-424-6042
 E-mail: kokusai-kyoten*office.hiroshima-u.ac.jp
(*は半角@に置き換えた上、送信してください)


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