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2023年11月29日更新:動画追加
10月27日、東広島市の附属幼稚園の園児たち22人が、東広島植物園の管理を行う技術センターの職員の指導と理学部・統合生命科学研究科の植物生物学系の学生たちのもとで、広島大学生態実験園の田んぼで稲刈りを行いました。
この稲刈り体験は、田植えとともに附属幼稚園の教育活動の一環として、毎年、年長の園児たちによって行われています。
6月に植え収穫の時期を迎えたのは古代米(黒米)と日本米(あきろまん)。
稲刈りの前に、稲の籾(もみ)から実を取り出して生の古代米を味見した園児たちは「お米の色が黒い」「固い」など、殻をむいて香りをかいだり、かじったりと興味津々の様子でした。
塩路恒生技術専門員から鎌の安全な使い方、稲の刈り方などの説明を受けた後、グループに分かれて、稲刈り・刈った稲を運ぶ・稲をひもで束ねると色々な作業をしました。稲刈りでは、ぬかるみに足をとられたりしながらも、学生たちと共に、立派にこなしました。途中でバッタを捕まえたり、アケビの実を食べたりと自然に親しむ時間もあり、園児たちは自然の中でさまざまな反応を見せていました。稲刈りの後は稲穂を天日干しするために、稲束を何度も往復して運びました。
附属幼稚園の園児たちが田植え・稲刈りをした稲から取れた種の一部は、来年度の附属幼稚園の園児たちの稲の苗となります。
この田んぼは、75平米あり、理学部が東広島市に移転した際には、放棄された荒地でしたが、キャンパスに残された貴重な自然環境を有効利用し、教育研究に生かすことを目的に、1992年に理学部の教員と植物管理室の職員により整備されたものです。
来年以降も生態実験園での田植え・稲刈り行事を継続していきます。
塩路技術専門員からの声をしっかり聞く園児たち
「生のお米はどんな味かな?」
慣れない鎌を上手に使っていました
園児たちの頑張りに塩路技術専門員もにっこり
集めた稲をしっかりとひもで束ねます
上手に結べました
みんなで、稲束を運びます
理学部の学生と一緒に天日干し
広島大学広報室