• ホームHome
  • 第2回「広大きてみんセミナー」~この冬空のむこうの宇宙~開催しました。

第2回「広大きてみんセミナー」~この冬空のむこうの宇宙~開催しました。

2023年12月17日に、昨年に続き小学生以上を対象にした「第2回きてみんセミナー 副題:この冬空のむこうの宇宙」を開催いたしました。

今回は、講師として広島大学宇宙科学センター長 川端弘治教授が、冬の夜空の星々や星座や宇宙の神秘について講演しました。広島大学の東広島天文台やそこに設置してある光学望遠鏡「かなた」の紹介があり、太陽以外の恒星までの距離をどう測るのか、赤色超巨星ベテルギウスとはどんな星か、またベテルギウスが爆発したらどうなっていくのか、最後にはどうなるか等、専門的な事柄、専門用語をあらゆる年代の方に分かりやすく説明・解説しました。

大型サイネージに映し出される宇宙空間の画像を、立体的に見られる「3D赤青めがね」で体感、まるで宇宙旅行をしているかのように星から星へ移動しました。点でしか見られなかった小さな星を拡大していくと、さまざまな星の顔が現れ参加者皆さん大いに興味を持たれたようです。また、ブラックホール、ダークエネルギー、ニュートリノ等についても、解説だけでなく、発見するまでの背景や経緯等も併せて話しました。

どうやって宇宙を観測するかの項では、天体のスペクトルを通して観測すると説明。天体からの光を波長に分けて(分光して)撮影すると化学組成、温度・密度・運動速度など様々なことがわかると説明しました。実際に簡易な分光器でスペクトルとはどんなものか、見ることができ納得された様子でした。「パルサー周りの自転駆動電流」の逆反応実験では、先生が用意した球体の磁石に電流を通す実験を参加者の方が行われ、近くにあったアルミ箔が瞬時にくっつき、その結果に皆さん感嘆の声をあげられていました。講演後の質疑応答では、参加者から専門的な質問も出て、川端先生は分かりやすく答えていました。

【お問い合わせ先】

広島大学きてみんさいラボ

〒732-0822 広島県広島市南区松原町2番62号
広島JPビルディング内2階
TEL:082-207-1764

E-mail:kiteminsai*officeoffice.hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えて送信してください。)


up