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呉市・広島大学Town & Gown構想 海洋文化都市くれ推進協議会を設立しました

2024年1月31日、広島大学は、呉市、海上保安大学校、公益財団法人笹川平和財団とともに4者が発起人となり、呉市・広島大学Town & Gown構想の推進により、海洋・海事の国際的拠点づくりの取組を積極的に進めていくことを目的として「呉市・広島大学Town Gown構想 海洋文化都市くれ推進協議会」を設立しました。

発起人は、2023年7月に、呉市におけるアジアの海洋・海事の国際的拠点の形成と地域社会の活性化を図るためTown & Gown構想推進に向けた協定を締結しています。このたびの協議会の設立により、行政機関や教育機関、関係団体、企業なども一緒になって、海洋・海事分野の課題解決や地域経済の活性化等について、議論し、取り組んでいく、Town & Gown構想推進体制が整えられました。

会場の様子

設立総会には、推進協議会の設立趣意に賛同いただいた60団体から100人を超える出席者がありました。

総会では、最初に発起人である、呉市 新原芳明市長が、先進技術を活用したDX・GXの推進や人材育成など、呉市の未来を切り拓く、チャレンジングな取組を進めていくとの挨拶があり、海とともに発展する「海洋文化都市」の実現に取り組むとの決意を述べました。

新原呉市長

続いて、広島大学 越智光夫学長が、「海洋文化都市くれ」の存在感を示すため、絶え間なく生み出される新たな研究成果を活用し、学生、若手社員、スタートアップ企業などが思う存分力を発揮できる環境を整えていきたいと、決意を述べました。

越智学長(左)

その後、海上保安大学校の江口満大学校長の代理で、野久保副校長から、幹部海上保安官の育成、海洋施策に関する多様な調査研究などの蓄積に加えて、昨今の世界のコーストガードとの学術的な連携の実績、また、海上保安官育成のための施設などにより、Town & Gown構想に貢献していくとの挨拶がありました。

最後に、公益財団法人笹川平和財団 角南篤理事長の挨拶を同財団の小森主任研究員が代読され、世界の最先端の潮流を我が国に呼び込むとともに、我が国のプレゼンスを高める、財団の取り組みの成果と経験を活かして貢献していきたいとの挨拶がありました。


設立総会の議事において、会長に新原呉市長、副会長に広島大学 越智学長、海上保安大学校 江口大学校長、笹川平和財団 角南理事長の3人を選出しました。

設立総会での新原会長の就任挨拶の様子

また、広島大学Town & Gown構想担当である金子慎治理事・副学長から、設立趣意の紹介と、直近での取組事項として、文理融合型海洋・海事系新学位プログラムの準備や、国際機関の誘致、海洋・海事未来研究所構想、拠点となる施設の整備、海洋文化都市くれ海博などから取り掛かりたいとの説明がありました。

金子理事(左から2番目)

意見交換では、会員である国土交通省中国地方整備局の牧野副局長や中国運輸局の田中局次長、広島県の佐伯経営戦略審議官から、推進協議会での議論を期待する検討事項や課題などが述べられ、会員一同、推進協議会の今後の活動に大きな可能性を感じた一幕となりました。

設立総会の後、広島大学と広島商船高等専門学校の3人の教員による記念講演が行われ、大学や高専の教育、研究の取組や、これからの研究テーマなどが紹介されました。

「未来の持続的な海事産業の実現のための研究と人材育成」
  広島大学先進理工系科学研究科 教授 濱田邦裕

 

「海洋リモートセンシングの現状と将来像」
  広島大学先進理工系科学研究科 准教授 作野裕司

 

「Intelligence of Thingsにより変身する、海の「のりもの」~呉が海の総合知の拠点へ~」
  広島商船高等専門学校 准教授 岸拓真


設立総会の次第、記念講演資料等は、呉市のウェブサイトからご覧ください。

呉市役所 ウェブサイト

https://www.city.kure.lg.jp/site/town-and-gown/town-and-gown-kaiyoubunkacity.html

呉市・広島大学Town&Gown構想 ウェブサイト

https://www.city.kure.lg.jp/site/town-and-gown/

お問い合わせ先

広島大学学術・社会連携室地域連携部
E-Mail chiikirenkei@office.hiroshima-u.ac.jp


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