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[75周年]広島大学創立75+75周年 記念式典・記念事業(ホームカミングデー・大学祭)~大勢の皆様にご来場いただき、ありがとうございました

ホームカミング広場(メイン会場)

 広島大学は今年、1949年の開学から75年、最も古い前身校である白島学校創立からの75年を加えると、150周年となる節目の年を迎えました。
 2007年の校友会の設立以来、毎年11月の第1土曜日に、東広島キャンパスにおいて、広島大学ホームカミングデーを開催しておりますが、今年は“広島大学創立75+75周年「記念式典・記念事業」”として、11月2日・3日の2日間にわたって開催しました。
 同日に大学祭も開かれ、初日は大雨の影響もありましたが、多くの卒業生や元教職員、市民の方々が訪れ、キャンパスは大いににぎわいました。

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1日目

 サタケメモリアルホールをメイン会場として、記念式典(記念動画上映、大学歌合唱等)からこの2日間を幕開けました。岸田文雄前首相や文部科学省高等教育局の伊藤学司局長など、多くの方々にご臨席いただき、越智光夫学長は「これまで本学を支え、見守り続けてくださった諸先輩方、県民・市民、企業、行政をはじめすべての皆様に感謝いたします。これからも『100年後にも世界で光り輝く大学』に向かってチャレンジしていくことを誓います。本日はぜひ楽しんでほしい」と挨拶しました。学長表彰に続き、統合報告書2024の報告会を開きました。本学を支えてくださるステークホルダーのみなさまに向けて、広島大学の取り組みをまとめたもので、一昨年から毎年ホームカミングデーで紹介しています。
 記念講演として、作家の佐藤優さん(元外務省主任分析官)、総合地球環境学研究所所長(元京都大学総長)山極壽一さんのお二方をお迎えしました。佐藤さんは、当初ご講演いただく予定だったフランスの歴史人口学者・家族人類学者であるエマニュエル・トッド氏とも親交があり、『トッド人類史入門』(文春新書)を共に執筆されるなど、同分野で著名な作家です。 今回は、新著『西洋の敗北』を踏まえ、トッド氏が予定していた講演タイトルと同題である「西洋の道徳的危機に直面する今日の日本」をテーマに講演しました。「トッド氏の説く『価値・利益・力』の3体系の観点を挙げ、日本は利益・力の観点において高く評価でき、その中でも広島が果たしてきた平和教育発信の役割は大きいのではないか」と述べました。山極さんは、「教育の本質と国立大学の未来」と題して講演し、最後には「好奇心をもって、直感を信じ、不確かな未来にチャレンジしてほしい」と学生にエールを贈りました。
 また、本学の卒業生でもあるお笑い芸人の田中卓志さん(アンガールズ/工学部卒業)にお越しいただき、司会の久保田夏菜さん(本学文学部卒業)、越智学長との3人のトークショーに会場は大いに盛り上がりました。進路に関する話題では、「キツイことがあってもこれなら乗り越えられると熱量の高いものにチャレンジしてほしい」と、学生らを喚起しました。
 記念祝賀会では、ゲストの方々も交じり、式典とは変わって、和やかな雰囲気に話がはずんでいるようでした。

 一方、総合科学部周辺で開催された大学祭は、大雨の影響で開始が14時からになりましたが、東京ホテイソン・サツマカワRPGによるお笑いライブなどのステージ企画や模擬店、屋内外企画など学生たちの趣向を凝らしたイベントが繰り広げられました。

大学祭(メインステージ)

2日目

 2日目は、晴天でスタート!司会は、河村綾奈さん(本学法学部卒業)。朝の冷たい空気の中、教育学部音楽文化系コースによる金管十重の美しい音色とともに始まりました。ラストには、軽快な音楽の「テキーラ」の演奏に拍手が沸き起こり、会場は一層盛り上がりました。次には、本学教員による先端研究講演(LOOK広島大学)が行われ、「宇宙」をテーマに薮田ひかる教授と高橋徹特定教授が登壇しました。薮田教授は「小惑星リュウグウの研究を通じて、生命の起源を探っている」と話し、高橋教授は「宇宙のはじまりのビッグバーンの研究からがんの治療などにも応用できる加速技術の社会実装」について語りました。いずれもロマンのある話に、参加者は興味津々な様子で聞き入っておられました。
 そして記念講演には、日本人女性初の国連事務次長 中満泉さんをお迎えし、「未来へ~平和で希望に満ちた世界を創る~」というテーマでご講演いただきました。「未来は今日の積み重ねであり、より平和な未来を作るための共同作業に、広島および広島大学の皆さんには大きな役割を果たしてほしい」と期待されました。
 その後は、教育学部企画オペラ「ヘンゼルとグレーテル」が上演され、本学の教員・学生らの美しい歌声がホールに響き渡りました。ステージには本学マスコットキャラクターのひろティーも登場し、会場を盛り上げました。

 2日間を通してサタケメモリアルホール周辺のステージでは、ジャグリングなど在学生がさまざまなパフォーマンスで盛り上げ、ブースには、連携協定を結ぶ広島県内の市町や福島県などから特産品や人気グルメが並べられました。研究施設・博物館の一般公開や各学部による展示・企画のイベントなども催されました。

 東千田キャンパスと霞キャンパスでは、10月26日(土)にホームカミングデーが開催されました。
 詳しくはこちら 東千田 

 ご来場いただいた皆様、YouTubeでリアルタイム配信をご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。

1日目

あいにくの曇り空からスタート

ホームカミング広場

挨拶 越智学長

岸田文雄前首相

伊藤学司さん

佐藤優さん

田中卓志さん

山極壽一さん

司会 久保田夏菜さん

祝賀会 鏡開き

大学祭も盛り上がりました!

理学部 コケ玉を作ろう

2日目

2日目は晴天!

教育学部音楽文化系コースによる金管十重奏

薮田ひかる教授

高橋徹特定教授

中満泉さん

司会 河村綾奈さん

【お問い合わせ先】

広島大学広報室

TEL: 082-424-6762
E-mail: koho*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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