広島大学は3月15日(火)、緊急被ばく医療派遣チーム第2班を派遣すると発表しました。
また、東京電力福島第1原発周辺で重傷の被曝患者が発生した場合の受け入れ体制について、広島県など関係機関との協議を終え、大量の放射線を浴びて重い急性被曝の症状が出た場合、重症と中等症の患者をそれぞれ4人ずつ受け入れ、治療できる体勢を整えたと、併せて発表しました。
広島大学は2004年、国から西日本ブロックの三次被ばく医療機関に指定され「広島大学緊急被ばく医療推進センター」を設置しています。
3月12日(土)には緊急被ばく対策委員会を設置し、福島県に医師と看護師4人を派遣、放射線の研究者ら3人を(独)放射線医学総合研究所(千葉市)に派遣しました。さらに3月16日(水)には、医師2人、放射線技師2人、看護師2人、事務職員2人の8人で構成する第2班を追加派遣しました。
なお、事務職員2人は先発隊として3月15日16時半過ぎ、飲料水、食料品、医療用品、マスク、ゴム手袋などの支援物資を積んだ車で、入院棟前を(独)放射線医学総合研究所に向け出発しました。3月16日、現地で医療スタッフと合流する予定です。
![]() 記者会見する越智光夫病院長(中央左)と神谷研二緊急被ばく医療推進 センター長 |
![]() 出発を前に救援物資を再点検 |
![]() 越智病院長らに見送られ、救援物資を積んで一足先に現地に向けて出発 する事務職員 |
![]() 広島駅に向けて出発する第2班メンバー(3月16日7時過ぎ) |
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