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本学の緊急被ばく医療体制と東北地方太平洋沖地震への対応について



今回の大地震により被災された方々には、心よりお見舞いを申し上げます。現在の日本における緊急被ばく医療体制では、我が国を東西の2つのブロックに分け、高度な被ばく医療ができ重症患者の最終的な受け入れ機関となる「地域の三次被ばく医療機関」を中心とする医療体制を整備することとし、西ブロックでは広島大学を、東ブロックでは千葉県にある放射線医学総合研究所を選定しています。

このため、今回の東京電力福島第1発電所の事故の対応について、広島大学では事故発生以後、「緊急被ばく医療推進センター」と「大学病院」が「放射線医学総合研究所」と連携し、医師、放射線技師及び看護師等からなる「緊急被ばく医療派遣チーム」を現地に派遣し、活動を行っています。



この事故による放射線被ばく等に関して、多くの方々が不安を抱かれており、既に広島大学にも数多くの問い合わせが寄せられています。この放射線被ばくについては、正しい理解を頂くことが重要で、そのためには正しい情報に基づき知識を得て頂く必要があるため、基礎資料(PDF:1.23MB)を用意しましたので、是非ご覧頂きたいと思います。この資料を見て頂ければ分かると思いますが、事故現場付近に長時間滞在された方以外で、単に付近を通過した方々には影響を与えるようなものではありません。

広島大学病院には現在も被ばくに関する不安から、サーベイ検査の依頼が多く寄せられていますが、上記理由と広島大学病院は重傷の被ばく患者を受け入れる役割を担っていることから、広島大学病院では避難勧告地域内に長時間滞在された方で、被ばくの可能性が高い方を除き検査を行っておりませんので、この点ご理解下さい。



なお、広島大学病院では、被災地に派遣された機動隊等の方々の検査を行いましたが、全く被ばくの痕跡はない状況でした。以上のことを参考に、根拠のない「うわさ」には、決して惑わされることなく、冷静な対応を図って頂くよう、宜しくお願いします。また、広島大学における放射線被ばくに関するお問い合わせ電話番号は次のとおりです。



* 一般の方は、下記番号にお問い合わせ下さい。(受付時間:平日9:00~17:00)

<広島大学緊急被ばく対策委員会>

082-257-5398


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